阿久津順一プロのご紹介
建築、リフォーム、不動産業を手掛け、家づくりや土地建物の利活用をサポート(3/3)
宅建士として空き家の相談会を開き、相続した実家の扱いなどもアドバイス
29歳のときに、契約など不動産の取り扱いに関する専門家・宅地建物取引士の資格を取得した阿久津さん。「家を建てるにあたり宅地を購入したい」「使わない土地があるので売却したい」といったニーズに応えるため、不動産部門も兼務することになりました。
2009年には英一さんと共同で代表に就任。英一さんの逝去に伴い、2017年からは創業七十余年、法人設立49年の歴史を持つ会社の3代目として代表取締役に就任し、かじ取りを担っています。
社を率いる立場になってからも棟梁として数々の現場に立ち、施主が思い描く住まいを形にしてきた阿久津さん。現在は、一般社団法人群馬県宅地建物取引業協会の常務理事兼伊勢崎支部の副支部長としての顔も持ち、伊勢崎市と協力の元、伊勢崎市主催の空き家相談会に参加する機会も多いそう。
「実家を相続したけれど『維持するにも活用するにもどうしたらいいか分からない』『地元を離れていて住む予定がない』といった悩みにアドバイスしています。私どもは古民家の再生に取り組んでいますし、管理が難しく手放したいという場合も、買い取り、仲介などを行っているので、事業を通じてお役に立ちたいですね」
空き家を含め、地域の人が抱える困りごとに目を向ける阿久津さんは、法律の資格取得も視野に入れています。「役所に提出する書類の作成や申請を代行することができ、遺言や相続の場面でもお力になれるので、地元、そして全国の方からご相談を受けていきたいと考えています。少年時代の夢をかなえるためにも、ゆくゆくは街の法律家を目指すつもりです」
(取材年月:2024年5月)
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