木を選ぶ
暮らしが作る家の深み。色褪せない設計の芯。
先日、以前コラムでも書いていた、120年続く家の改修した部分の撮影を行いました。合わせて、これまでに新築や改修をやらせてもらった家族の家も、いくつか一緒に写真を撮らせてもらうことに。
撮影をお願いしたのは、カメラマンの仙石さんです。
僕たちのホームページを作ってくれた会社「.new」のカメラマンさんで、その時の写真が本当に素敵で、今回ぜひにとお願いしました。
仙石さんの写真は、うまく言葉で説明できないのですが、とにかく綺麗なんです。
景色や建物の切り取り方がものすごく素敵で、ファインダーを覗いているときの楽しそうな姿も印象的でした。
とても人柄が良く、行く先々のご家族ともすぐに打ち解けていく姿を見て、さすがだなと感じました。
引渡しをして生活が始まってから、建てた家をじっくり見る機会はなかなかありません。
今回、久しぶりにそれぞれの住まいを訪ねてみて、とても深い感動がありました。
どの家も、そこで営まれる日々の生活がしっかりと馴染んでいて、建物にぐっと深みが増していたんです。
家族によってそれぞれの「色」があって、住まいが育っていく様子を見るのは本当に面白いものでした。
ただ、そこで不思議に思ったことがあります。
家族の色が出ていて、間取りも形も全く違う家たちなのに、どこかしっかりと「同じ人が設計して建てた建物だ」という芯のようなものが感じられるんです。
これらの家を設計したのは、設計士の多田さんです。
形が変わっても、設計した人の色やブレない芯がちゃんと建物に宿っている。
「暮らしの多様性」を受け入れながらも、「作り手のアイデンティティ」が消えない。
自分もいつか、こんな風に一本筋の通った、深みのある建物を作れるようになりたいと、改めて強く感じた一日でした。
撮影にご協力いただいたみなさん、そして素敵な瞬間を切り取ってくれた仙石さん、本当にありがとうございました!
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