なうふ現代 Art Gallery 浅野 兼司 展
今、家を建てようとする方々にとって、かつてないほど厳しい試練が訪れています。
海の向こうの争いによって、当たり前だった輸入建材は届かず、見積り価格は上がり続け、納期も見えない。
「いつまで待てばいいのか」「何にお金を払っているのか」という不安が、日本中の建築現場を包んでいます。
しかし、私たちはこう思うのです。
「これは、私たちが本当に大切にすべきものに立ち返るための、チャンスではないか」と。
どこにでもある「高い家」より、ここにしかない「一生の宝物」を
今、どんな家を建てるにもお金がかかる時代になりました。
だからこそ、考えてみてほしいのです。同じ費用をかけるなら、輸送費や外国の市場に消えていくお金ではなく、「地元の山を守り、次世代に技術を繋ぐ職人の手」に、その価値を託してみませんか。
流行の服を着替えるように家を消費するのではなく、地域の素材を使い、職人が一本一本「手刻み」で命を吹き込む。そうして建てられた家は、世界情勢に左右されない「本物の強さ」と、時が経つほどに美しくなる「資産」としての価値を持ち続けます。
「手刻み」という、地球への最良の答え
私たちが大切にしているのは、目に見える心地よさだけではありません。
今、世界中で叫ばれている「脱炭素(LCA)」への答えも、実はこの伝統的な手仕事の中にあります。
• 工場の電力ではなく、職人の「手」がエネルギー: 巨大な工場で燃料を使い製造される化学建材に対し、私たちの道具は職人の技術と情熱です。
• 輸送距離を削る: 何千キロも海を渡ってくる木材ではなく、足元の山の木を使う。この「近さ」が、余計な排出を抑え、日本の山を豊かにします。
• 最後は土に還る: 役目を終えたとき、ゴミ(産業廃棄物)になる家ではなく、また別の場所で使われ、やがて静かに土へと還る家。
「ゴミ」を遺すのではなく、「豊かな未来」を子どもたちへ遺す。これこそが、大人が今、家づくりにおいて果たすべき責任ではないでしょうか。
忘れていた「住む」の肌触り
壁紙で隠された化学物質の匂いではなく、本物の杉や檜が放つ清々しい香り。
冬に冷たくない、石や木の温もり。
私たちが提案したいのは、単なる「高性能な箱」ではありません。
玄関を開けた瞬間に、心から「ああ、帰ってきた」と深く息を吐ける、家族が呼吸するための場所です。
時代に振り回される家づくりは、もう終わりにしましょう。
私たちはここ、岐阜の地で、
変わらない山の恵みと、受け継いできた手刻みの技術を手に、
あなたの帰る場所を、今日も丁寧に刻んでいます。
家は、木の意思を受け継ぐ。
ETETORUWOOD / 梅津建築
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