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いよいよ次世代カー電気自動車・電費の幕開け

古田昌也

古田昌也

テーマ:次世代カー電気自動車

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
岐阜市の自動車キズ・へこみ・板金塗装修理専門工場 
青いカンバンが特徴的なフルタ自動車鈑金(古田板金)古田昌也 です。

エコカーとして日本の誇りをもち、技術の先進として世に出てきたプリウス。エコカー減税を始めさまざまな特典を受けられる電気自動車やハイブリッドですが、その生産から廃棄まで全部を通したスパンで考えてみると、本当にエコなのかという議論が絶えないのが現状です。
エコの定義をどこに置くかは難しいですが、一応のところ温暖化ガスの排出量を主な基準とし、世界中の自動車メーカーがエコカーを作らなくてはならない現状は、主に「気候変動枠組条約第3回締約国会議」1997年日本の京都で定められた京都議定書から始まっています。これをCOP3(コップスリー)と呼びます。

日本を代表する電気自動車

日本を代表する電気自動車(EV)であるニッサン・リーフ。アメリカのテスラモーターズのテスラと比べてバッテリー容量は小さいですが、街乗り用として考えれば重いバッテリーを不必要に積まないことは意味のある考え方ですし、容量が小さければ充電時間も短く価格も安いです。それが大容量の全否定を必ずしも意味しないバランスポイントなのです。

特に電気自動車(EV)は、走行時にはゼロエミッション(自然界をこれ以上破壊しない)ですが、その電気はどこでどうやってつくられているかが問題になりますよね。太陽光や風力、水力でつくられた電気なら言葉通りゼロエミッションですが、これらの再生可能電力が安定電源になりにくいですし、そして原発停止中の日本では電力は主に火力発電でつくられています。火力発電でつくった電気を充電してゼロエミッションと言われても欺瞞の構図に見えてしまいますよね。

スマートグリッド 

EVはいわゆるスマートグリッド構想のピースの一つです。経産省はスマートグリッドを「家庭やビル、交通システムをITネットワークでつなげ、地域でエネルギーを有効活用する次世代の社会システム」だと定義し、そのメリットを「自然を利用した発電は天候によって発電量が変化します。一方、電力の消費量も、刻々と変わります。スマートコミュニティでは変化する電力の需要と供給をITによってコントロールし、無駄なく安定した電力の活用を可能にしていきます」時代に変わるのです。つまり電力網のITネットワーク化によって自律分散制御化しようという考え方です。このシステムの中で、各家庭の電力貯蔵庫として注目を集めたのが大容量バッテリーを搭載するEVです。

日本の一般家庭の1か月あたり電力消費量は約300kWh(電気事業連合会調べ)なので、一日あたり大体10kWh。ニッサン・リーフのバッテリー容量は24kWhなので、計算上2日半分。テスラの85kWhモデルなら8日半の容量となる。もちろんバッテリーのエネルギー変換効率は100%ではないから全部は使えません。使い方にもよるが一般的には80%程度だと言われています。EVを家庭の電力線につないで充電し、必要とする時にこのバッテリーから電力を取り出せれば、経産省の言う様に「無駄なく安定した電力」の利用が可能になります。

例えば、太陽光発電が普及しても、各家庭に電力貯蔵庫があれば太陽が隠れた途端にその地域で一斉に電力需要が増えると言ったことが起こりにくくなります。数日内に天候が回復すれば、その間はEVのバッテリー給電で過程の電力を賄える。あるいは原発が稼働していれば、夜間の余剰電力を貯めて、日中の電力消費ピーク時に使うことでシステム全体の負荷を減らすことができる。送電網全体の融通性が上がるのは間違いないと思います。

今や、ガソリンスタンドは閉鎖の一方です。しかし電気スタンドが需要を加速しています。例であげますと家具・インテリアのニトリ、こちらの一角の駐車場には多くの電気スタンドがもうけられています。しかし利用方法を間違ってプリウスが駐車していました。この駐車スペースは電気自動車専用です。また、ローソンやファミレス、大きな商業施設にも続々と設置されて来ます。この様に至るところに充電スタンドが設けられれば賢く、無駄なく充電ができますよね。これからは電費の時代です。

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古田昌也
専門家

古田昌也(整備士)

フルタ自動車鈑金 雪見店

高い技術で鈑金塗装修理を行うだけではなく、お客様の立場にたったサービスの提供を追及。職人気質な業界にサービス精神を取り入れ、お客様の役に立ちたいと考えている

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