子どもの心の傷とその影響②
不登校などのデータが載った
最新情報(R5年度版)が
文科省から発表されています。
↓↓↓
文科省サイトはこちら
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こんにちは。
自称、子どもの心の代弁者、
子育て感情トレーナーの
しにゃ先生こと高澤です。
上記URLより
データをご覧になったでしょうか。
不登校というと
周りの関心ごとは
「学校に行けるか行けないか」
が大半です。
そこに「識者」と呼ばれる
赤の他人が様々なことを述べる。
「学校が全てじゃない」
「行きたくない気持ちを
尊重してあげるべき」
「寄り添うことが大事」
最近流行りの言葉は
『多様性』
だからこんな意見も
散見されるのでしょう。
確かに学校が全てではないし、
意思の尊重も大事でしょうし、
本人の窮状を理解することも大切です。
だけど不登校当事者が
抱えている課題は
学校に行けるか行けないか
ではなく
^^^^^^
*人の中で
*人と協力し合いながら
*自分のタスクを担い
*周囲と調和して生きていく
ということが
できなくなっていること。
「不登校」という言葉は
本来は小中学生を指しますから、
この年齢だけを限定的に見れば
「学校に行く・行かない」は
大した問題に見えないかもしれません。
しかし、この課題が
未解決のまま年齢を重ね、
学齢期を過ぎ、相変わらず、、、
・人の中に入れず
・人と協力できず
・自分のタスクを担わず
・孤立して生きていく
という者が大勢いることを
知っていますか?
こうなると呼称が
「不登校」から
「ひきこもり」に移行します。
ちなみに不登校から
そのままひきこもりに
移行する率は60%を超える
と言われています。
不登校だった「子どもたち」が
当時の課題が解決できないまま
年を経て「大人」になり、
自分を肯定できず、
人とつながることもできず、
生きる目的も持てずにいる。
「学校が全てじゃない」
「『行きたくない気持ち』
を尊重すべき」
「寄り添いが大事」
蚊帳の外からそんな
美辞麗句を叫ぶ人たちは、
子どもたちに訪れている
こんな未来を肯定できるのでしょうか?
私は支援者である前に
一人の親です。
うちは現時点では
不登校ではありませんが、
もし、、、
・人の中に入れず
・人と協力もできず
・自分のタスクも担わず
・孤立して生きる
なんて状態になったら
絶対にそのままにはしておきません。
わが子が
*人の中で
*人と協力し合いながら
*自分のタスクを担い
*周囲と調和して生きていく
ことができるように
なるために全力を尽くします。
口が裂けても
「そのままでいいよ」
なんて言うことは決してありません。
不登校の議論が
「行くか・行かないか」
に堕していることが大半ですが、
当事者が抱えている課題は
表面的なものではないんです。
「まだ子どもだから」
ではなく、
今と、そしてこれから、
*人の中で
*人と共に
*自分の力を活かし
*幸せに生きていけるかどうか
がかかっている課題です。
それをできなくしている
「何かしら」
が解決すべき課題であり、
そこが解決すれば
登校を促さなくても
自然にできるようになるものです。
繰り返しになりますが、
*人の中で
*人と協力し合いながら
*自分のタスクを担い
*周囲と調和して生きていく
人間になっていける
ということです。
したがって大事な問いは
「どうしたら学校へ行けるか?」
ではなく、
「そもそも行く必要があるのか?」
でもなく、
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彼/彼女を学校に行けなく
している真の原因は何か?
それはどうすれば
解決していけるか?
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これからもここに
視点が当たらないままであれば、
不登校数は引き続き増加の一途を
辿ることでしょう。
学校に行くか否かという
浅薄な視点で物事を捉えず、
「子どもの意思を尊重せよ!」
なんて赤の他人が発する
迎合的な言葉に毒されることなく、
今だけでなく、
わが子が10年後も20年後も
幸せに生きていけることを願い、
せめて私たち親だけは
中長期的な視野を持って
それを応援できる大人でありたい
そう強く願っています。