不登校、スマホ依存、やる気がないetc. それ、子どもの問題じゃないかもですよ

高澤信也

高澤信也

テーマ:子育て

*この記事は当所発行メルマガから転記*

子育ての目的をご存じですか?





こんばんは!

自称、子どもの心の代弁者!
子育て感情トレーナーの
しにゃ先生こと高澤です。




何かをするときに
目的は非常に大切です。



ズレたままでは
何をどう頑張っても
望む結果は得られません。



たとえばカーナビなら
福岡空港に行きたいのに
誤って北九州空港を目的地に
設定してしまったとき。



どれだけルートを変えても
行きたいところに着けません。



子育てに限らず
目的が定まって初めて
何をどうすればよいか?
のルートが決まりますから。



なのであちこちセミナーで
子育てのゴールを尋ねています。



回答のほとんどは
「◯◯な子に育ってほしい」
という望みが出てきます。



だけどその◯◯に
当てはまるものは
子育ての本質部分ではなく
親の価値観であることが大半。



価値観とは言ってみれば
その人独自の「好み」。

万人共通の正解ではありません。



だけど人はなぜかしら
好みに過ぎない価値観を
「正しい!」と捉えがちです。



さらに
「正しい!」と信じると
人にまで押し付けがちになる。



それをもっとも
喰らいがちなのが子どもです。



親の価値観と
子どもの素因が合っていれば
問題ないのですが、

ここに乖離があると
子どもは自分らしく
生きられなくなってしまいます。



たとえば

・勉強めっちゃ大事!な親

・元々知的好奇心が強い子

の組み合わせであれば
問題が起こるどころか
その子の学びは花開きやすい。



親子関係も良好に
保っていけるでしょうね。



ですが、

・勉強めっちゃ大事!な親

・頭じゃなく体動かすの大好き!な子

だったらどうなるでしょう。



勉強を押し付けるほど
この子は自分らしく生きられない。



押し付けが強まるほど
この子は自分の欲求を
抑圧せざるを得なくなる。



欲求を抑え込むと
同時に自分の感情まで
わからなくなる。



しかも
ネガティブ感情だけでなく
ポジティブ感情まで見失う。



自分の気持ちがわからない。

「本当にやりたいこと」
もわからなくなる。



これでは生きる気力なんて
湧くはずもなく、
『無気力』確定です。



でもそれでも
生きていかないといけない。



だから必死に自分の気分を
あげようと頑張る。



ネット見たり
ゲームしたりして。



でもそれはその場しのぎの
ストレス対処にすぎず、

自分の心が指し示す
『真のニーズ』
ではない。
^^^^^^



自分の心の求めが
わからないままであれば
どのように生きていけばいいか
なんてわかりようがない。



それは道に迷った人と同じ。



だからひどく不安になる
 ↓
だから指針が欲しくなる
 ↓
だから周りの人間に合わせる
 ↓
でもそれがうまくいっているか
どうかわからない
 ↓
ますます不安になる



「こうありたい!」
を見失って無気力になり、

見失ったままだから
人生の指針が持てなくて
不安になる。



まさに
『生きづらい』
状態です。



ところで、
小中学生の不登校の原因を
ご存知ですか?



文科省のデータによると、
驚くことにたった一つの要因が
ぶっちぎりの高率なんです。



それが







無気力・不安
^^^^^^^^^


いじめでもなく
体罰でもなく
学業の遅れでもなく、

その要因一つだけで
50%を超えているんです。



人が無気力になるのは
自分独自の

「こうしたい!」
「こうありたい!」


・果たせないとき
・わからないとき
・見失ったとき



そして子どもが
自分独自の

「こうしたい!」
「こうありたい!」

を見失う原因の多くに
我々親による価値観の押し付けが
大きく絡んでいます。



そして自分独自の
生きる方針を見失った子が
不安に苛まれるのは必定です。



なぜならそれは


目的地の喪失


を意味するから。



どこに行けばいいのか
わからないままの人生は
不安極まりないことでしょう。



こんな話すると
ちょっと怖いですよね。



わが子にそんな生きづらさを
与えたい親御さんなんて
そもそもいないはずですから。



では何から手をつければいい?



それが今日のテーマ
 ↓
 ↓
 ↓
ーーーーーーーーーーーー
目的地を正しく再設定する
ーーーーーーーーーーーー



脳科学的に考えると
たった2つのものが育つと
子どもは自分らしく幸せに
生きていけるんです!



ということで
その2つの目的地は、、、

★=====★
 ①安全
 ②絆
★=====★



子どもが暮らす環境を
安全な居場所にする。



\わが家を安全基地に!/

これが何より大切です。



たとえ学校で傷ついても
我が家で修復できれば、
子どもは困難を“乗り越えて“
力強く生きていけます。



そしてもう一つの「絆」とは

「私は愛される価値がある」
「人は受け入れてくれる」
「周りは味方だ、仲間だ」

と信じられること。



我が子がこれを
芯から信じられるように
私たち親はかかわるということです。



この2つを子どもの心に
インストールするために
私たち親にとって必要不可欠な
ものが、、、

★夫婦(両親)がバッテリーを組む



子どもにとっての両親が
互いに協力するということです。



両親の関係性の良し悪しは
子どもの心にダイレクトに
影響を及ぼします。



我が家が

*安全で
*絆がある

環境であれば
子どもは無気力にはなりませんから。



では今日のおまとめです。



①両親(夫婦)が協力関係を築く

②わが家を
★安全で
★絆で結ばれた
安全基地に仕立てていく

③子どもの心に
★安全
★絆
の感覚が育っていく

④その子は自分らしく
生きていくことができる



もちろんそのとき
その子は自分自身の

*感情
*欲求(本当にやりたいこと)

がわかっているから
ストレスはあっても
生きづらいなんてことはない!

ってことです。



すごくシンプルでしょ?



子育てに悩むその前に
まずは大人同士の夫婦関係を
より良くしていけばいいだけ♪



と言いたいところですが、
子育てに悩む親御さんの多くが
夫婦関係の問題を抱えています。



子どもたちの幸せのために
ここをどうにかしたいところです。



なので今月はどこかで
夫婦関係をテーマにした
セミナー開きましょうかね。



たぶん会員さん以外の方に
こんなの話すの初だと思います。



子育てにも直結する
大切なテーマですから、
一回やってみようかな?



実施するときは
追ってお知らせしますね。



では今日はここまで!

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高澤信也
専門家

高澤信也(心理カウンセラー)

カウンセリングオフィス トリフォリ

「私が子どもをダメにしてしまう?」と心配なママ・パパへ 〜 “自分らしく“生きる子に育つ!子育て感情セラピーで親育ち&子育てをサポートしています。

高澤信也プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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