子どもの心の傷とその影響②
下記は2022/04/28のアメブロ記事の転載です
アダルトチルドレン
という言葉をご存知ですか?
最近では
毒親育ち
という言葉のほうが有名ですね。
しかし
この2つの言葉は
全く同じではありません。
というか、
別物として扱っています。
毒親という言葉では主に
●虐待的な行為
●支配を意味する過干渉
●存在の恥を刷り込む人格否定
●子どもを無能化する甘やかし
あたりが該当するという
意見が多いように感じます。
それでは質問です。
あなたはこんな親御さんを
どう思いますか?
毒親と思うでしょうか?
・
・
・
●子どもに金銭面で
我慢をさせたくないから
朝から晩まで休みなく働く
●親がうつ病で臥していて
子どもに思うようにケアできない
●夫婦不仲でケンカが多いが
両親共に子どもにはとても優しい
「頑張ってるよね!」
「大変そう」
「子どもには優しくてよかった」
なんて思っても不思議はありません。
ですがここで考えるべきは、
親は決して悪いとは言えないけれど、
*子どもの情緒的ニーズを
満たせているだろうか?
ということです。
親が働きづくめで
子どもと接する機会が
あまりに少なければ
子どもは、、、
・自分の現状を気にかけてもらう
・話をたくさん聞いてもらう
・褒めてもらう
なんて機会が得られません。
こんな環境で育った人たちは
「愛されてきた」
と頭では思っていても、
実は心ではそう感じていなかった・・・
なんてケースも多いのです。
また、親がうつで臥していると
子どもは心配でたまりません。
その環境では
*子どもらしく!
*その子らしく!
は無理な相談です。
最後に、
両親が優しいと
子どもは嬉しいですが、
ケンカを見るのはつらいものです。
それだけではなく、
ケンカを止められないことを
「自分のせい・・・」
と思い込むことが非常に多いのです。
親が虐待的でなくても、
子どもを愛していても、
それでも
*子どもの情緒的ニーズを満たせない
家庭は実は珍しくないんです。
これが
機能不全家族
です。
これで毒親との違いが
少し明確になったでしょうか。
いずれにせよ
子どもの情緒的ニーズが
満たされない家庭で育つと
いろんな影響が出るものです。
その影響こそが
/
生きづらさアダルトチルドレンと家族と子育て
\
の大元です。
それを詳しくブログに書きました。
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生きやすさを
取り戻す上で大切なことは、
育った環境を嘆くことではなく、
受けた影響を解決していくこと。
それが自分の生きやすさと
より良い子育てにつながっていきます。