「親が変われば、子は変わる?」 ~ある不登校の事例から~

高澤信也

高澤信也

テーマ:子育て


こんにちは、
子育て感情トレーナーの高澤です。


先日、中学生のお子さんの不登校に
悩むお母さまのお話をお聴きしました。


お子さんは
学校に行かなくなっただけでなく・・・

・ろくに口もきいてくれなくなった
・ぜんぜん笑わなくなった
・外出どころかほとんど部屋からも
 出てこなくなった


親としては
大変心配で気がかりなことですね。


そしてお母さまは
こう質問なさいました。


「どんな言葉かけをしたらいいですか?」
「どんなことをすればいいですか?」


こんな問いがなされる理由は、
これまでいろいろやってきたけど
効果が出ず行き詰まったから。


だからこそ相談機関に赴き、
「自分が何をすればうまくいくか?」
をお尋ねになるわけです。


ここで私たち支援者が安易に

●返事がなくても笑顔で挨拶する
●お子さんのいいところをほめてあげる
●子どもの好きなことを話題に雑談する
●子どもの力を信じて見守る

なんてことを勧めるとどうなるか。


もちろん子どもが元気を取り戻し、
登校、復学、バイトといった方向に
進むこともあります。


しかし実際は
変化を生まないことが大半です。


それには理由があります。


たいていそんなときは親御さんが
・どんなかかわりをしようと
・どんな声掛けをしようと

目的が
「子どもに思い通りに動いてもらう」
になっているとき。


親の声掛けや働きかけ自体は
一見有効な方略に見えますよね。


しかしその目的は
「わが子を思うように動かす」


この意図は子どもに
簡単に見抜かれます。


それは私たちも同じではないですか?


たとえば
ある誰かが親切にしてくれている。

とても有難いと思っていたけど、
相手の目的はどうやら、、、

●何かを買ってもらいたいから
●自分を嫌ってほしくないから
●自分を認めてほしいから
●自分のことを優遇してほしいから
etc.


つまり、
自分が望むようにしてほしいから。


結局満たされたいのは自分。


こんなのに気づいた途端
めっちゃ冷めませんか?


わたくし事ですが、
最近なぜかフェイスブックで
モデルさんのような女性から
頻繁に友だち申請が届いています。


その方たちのページを開くと、
ほぼ100%が金儲けビジネスへの勧誘。

LINEのIDまで書いてあって
「連絡ください!」ですって。


これと同じで、
やる側は「バレてない」と
思いがちでも、やられる側からすると
意外と丸見えだったりするものです。


したがって
「子ども(他者)を思うように変える」
が目的であれば、

どんな美しい手段であっても
失敗する可能性が高いのです。


だったら
親が変わる意味なんてない?


いえいえ
そんなことはありません!


親御さんが変わることで
お子さんは変わらなくても、
親御さん自身は楽になれますから。


だから
自分を変える価値はあるんです。


それどころか、
親が変われば、、、

*子どもも変わる
*パートナーも変わる
*周囲も変わる

なんてことも珍しくないですよ。


逆説的ですが、
人を変えようとするほど
自分も相手も変わらない。

しかし
相手を変えようとせず、
自分を変えれば不思議と
周りも勝手に変化し始める。


不思議ですよね。


ブログにこのあたりを
もう少し突っ込んだ内容を書いています。

詳しくはこちらです。

https://trifolie.net/self_acceptance

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高澤信也
専門家

高澤信也(心理カウンセラー)

カウンセリングオフィス トリフォリ

「私が子どもをダメにしてしまう?」と心配なママ・パパへ 〜 “自分らしく“生きる子に育つ!子育て感情セラピーで親育ち&子育てをサポートしています。

高澤信也プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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