子どもの心はどんなふうに育つ?
子育て感情トレーナーの高澤です。
これを読んでくださっている方の
大半は子育て真っ最中の親御さんでは
ないかと思います。
でも元をたどれば
*みんな昔は子どもだった
ですよね。
子ども時代のわが家の記憶を思い出して
と言われて浮かんでくるのはどんな記憶ですか?
そのときどんな感情が湧いてきますか?
楽しかった思い出や幸せな思い出が浮かび、
ほっこり気分になれたら素敵ですよね。
でも実際このエクササイズを
カウンセリングの場でやってもらうと、
ほぼ100%の方が
*傷つき体験
を思い出されます。
その時の感情も「快」ではなく、
怒りや悲しみであったり、
時には無力感や罪悪感であったり。
決して「いい感じ」ではありません。
これは、
親に対する葛藤が残っているサイン
と言えます。
とは言えもう私たちは大人となり、
親となっているのですから、
自分の親とどういった距離で付き合うかは
本来自由であって良いはずです。
しかし、実際には大半の方が
「会うべきか?」
「会わざるべきか?」
の板挟みで苦しんでいます。
頭の考えでは
「家族なんだから会うべきだ」
と思う一方で、
心の本音は
「でも会いたくない!」
を感じているわけです。
つまりこの苦しみは
「考え」
と
「本音」
の間で起こっている葛藤です。
だったら「会わない」という
選択が本音に沿っているので
ベストな感じがします。
だけど、それに沿って
親と距離を取ったとしても、
またもや思考が横やりを入れてきます。
「家族なんだから会うべきだ!」
「みんなそれができている!」
「それをしないお前は冷たい!」
みたいに。
それはそれで苦しくなりますが、
たとえそうであっても
「会わない!」
と決めればOK!
・・・
となるかと思いきや、
またもや思考がいらぬ
イメージを映し出してきます。
頭の中に住み着いている親
が嫌な顔をしたり、嫌なことを言ってきたり
といった映像や画像を映し出してきます。
ここまでくると
「いい加減にしてくれ!」
と言いたくなりますよね。
そのつらさのあまり、
親を頭からもたたき出そうとします。
しかしそれをやればやるほど
「親のイメージ」をぎゅっと
握りしめている状態。
かえって「頭の中の親」が
繰り返し顔を出してきます。
どんどん親のことが嫌いになり、
「私は絶対にあんな親にはならない!」
と固く心に誓います。
しかしこの決断が無意識のうちに
子育てに負の影響を及ぼしている
なんて副作用が実は起こっています。
その仕組みとは
・
・
・
●自分の親に強い葛藤を抱えたまま
↓
●自分の子育てが「かつての親」に縛られる
↓
●自分らしい子育てができない
(むしろ「べき」の子育てになる)
↓
●子育て自体が負担になる
↓
●子どもに心穏やかに接することが困難
↓
●子どもにそれなりの影響が出る
「この話を絶対に人にしてはいけない!」
と言われて聞いた話ほど記憶に残るし、
言いたくもなるものです。
それと同じで、
親と同じになることを禁止するほど
親のイメージに縛られます。
その結果子育ても
しんどくなっていきます。
その理由をブログに
もうちょっと詳しく書いています。
詳しくはこちらをご覧ください。
↓
https://trifolie.net/forgiveness