子どもの心はどんなふうに育つ?
こんにちは。親子関係の悩み専門カウンセラーの高澤信也です。
息子の小学校は今日から夏休み。学童をお勧めしたものの「行かない!」というお返事。
ということでこの夏休み、息子が家にいる時間が長くなりそうです。私は事務仕事は家でやることも多いので、一緒に過ごす時間が増えそうです。
それが嬉しくもありますが、一方で、、、
うるさい。いうこと聞かない。イライラする!
子どもが日中家にいる時間が長いと、家で騒いだりとか、何やかやと訴えてきたりとか、そんなことありませんか?
うちの息子。私が仕事していてもお構いなしです。リビングでまずはしたいことを散々やり倒します。うるさいです。イーってなります。
することがなくなると「ひま〜、なんかした〜い、おもろな〜い、つまんな〜い」とゴロゴロしながら叫び出します。これがさらにうるさいです。エネルギーが有り余っているのはわかりますが、キーってなります。
そこで「◯◯したら?」などと提案すると、毎回D言葉で反論してきます。
あ、D言葉とは「だって」「でも」など頭文字がDの反論の言葉のこと。英語で言えばBUTのことですね。
もうですね、これが毎回イライラッ!と来るわけですよ。そのうち小競り合いが起こって、注意するとD言葉。それを諭してもD言葉。しまいにゃ急に逆ギレしてD言葉。
そりゃもう、キー!!!!!っともなりますがな!って感じです 汗。
怒りの構造
怒りとは、相手に何かを要求しているけれどもそれが満たされていない時に湧いてくる感情です。先のわが家の例で言えばこんな感じです。
◯理想:静かにしてもらうこと
↑
↓
●現実:うるさい
理想と現実のギャップを問題と呼びますが、私の場合、「うるさいわが子」という現実を、「静かにさせる」という目標に変えたいわけです。
そのためには行動を起こすためのエネルギーが必要です。行動のエネルギーは感情ですが、今回の例ではそれが怒りです。
次に怒りというエネルギーを使って諭したり、注意したり、しまいには怒ったりといった行動を起こすわけです。
それで静かになれば問題解決。ならなければさらに感情エネルギーを増やし、行動を強化してくわけです。
それが行きすぎると「怒鳴る」「叩く」などに行き着くこともあるわけなのです。
有用で簡単な対処法
その場で言わしたい(汗)ところですが、論戦になってもいいことありません。こじれるだけですから、他の手立てがあるといいですね。
ということで一つお勧めがあります!
それってとっても簡単です。何の知恵もいりません。何のスキルもいりません。子どもにだってできる超簡単な行動です。
それは
*その場を離れること
これをタイムアウトと言います。どうですか。すごく簡単な行動ですよね。
簡単な行動を選択できないわけ
だがしかし!なのです。
イラッとしたら場を離れる。この簡単なことが非常に難しいのです。
それには理由があります。
「静かにさせる」という目標がまだ達成されていないため、場を離れるという行動を脳がなかなか選んでくれないんですよ。
それだけならまだしも、反論までしてこられると別の目標が出てきがちです。それは、、、
*言うことを聞かせたい
この目標を達成しようとすると、それなりの行動が必要になります。ということはさらに怒りエネルギーをパワーアップさせる必要があります。
その結果、ますます子どもへの風当たりを強めていくわけなのです。
こうなると場を離れるのはとても難しいのです。
場を離れる工夫
とは言え、とにかく1秒でも早くその場を離れることは大切ですから、なんとかそれをできるようにする工夫が必要ですよね。
その工夫を子育て中のママさんたちにインタビューしたところ、こんな案を教えてもらいました。
●いつも手首に巻いている髪留めのゴムを引っ張ってパチンと刺激を与える。それを移動スイッチにしている。
●「うるさい!」と毎回一言だけ言う。言ったら「ふんっ!」てしてトイレに篭る。
●目に見えるものの名前を素早く“大声“で叫び続けながら部屋を移動する。「テレビ!カーテン!電気!ゲーム!」みたいに。
あなたはいかがですか?
イラッとした瞬間にその場を離れるためのコツや工夫はありますか?
お持ちだったらここでシェアしたいので、ぜひ教えてくださいませ。いろんな視点からの案が増えるといいですね^^