悩み「実の親だけど頼れない」
私は息子に「あーせい!こーせい!」「あーすな!こーすな!」ちょいちょい言います。
約束ごと、彼の課題、家庭内の協力あたりはそこそこぶーぶー言うております。
そんなことを子育て終わった先輩マダムたちに話すと
「そんなことよくないよ!」
「叱っちゃだめ!」
「子どもはちゃんとほめてあげないと!」
なんて時折言われます。
「確かに!」「大事ですもんね~!」と軽やかに返す私。
でも心の内では「やかましわい!」言うとります。
ザッツ・ホンネと建て前( ̄▽ ̄;)
何のために言うの?
先輩マダムたちは私の海よりも深く、空よりも広い息子への愛を知らないんです。
何のためにぶーぶー言うのか。
そんなもん、決まっとりますがな。愛する子どもには不幸になってほしくない、幸せになってほしいからなんですよ!(と心の中で叫ぶ)
とはいえ、子どもにぶーぶー言うと高確率で反撃喰らいます。うちは3倍返しで言い返してきます。言ってくれるので有難いです。
有難い?なんで?
ちゃんと意思表示してくれることはありがたいことなんです。
予期せぬ結末
私は仕事でこんな訴えをたくさん聞いてきました。
子どものころに親から攻撃されたり、押さえつけられたり、過度に干渉されたりしてきた結果、「怒られたくない」「コントロールされたくない」が強まりすぎて、親の顔色ばかりうかがい、親の期待にだけ副おうとする「いい子戦略」で生きてきたと。その結果、大人になった今もこんな苦しみを抱えていることを。
●自分の感情や欲求がわからない
●「ノー」が言えない
●人といるだけで緊張してくたくたになる
●自分だけが損な気がしてひどくイライラなる
●権威ある者を怖れて委縮したまま生きている
●自分を劣った存在と感じる
親からすると「問題のないいい子」であっても、それを無理してやっているならその子たちにとっては大問題。その時には見えませんが、時を経るにつれて問題をはらんでくることが少なくないんです。
子どもが「子どもらしさ」「自分らしさ」を後回しにした結果です。
信用ではなく「信頼」
じゃあどうしましょ。子どもが大人になる前に、親の私たちにできることはなんでしょうか。
突然ですが、今朝私は息子から叱られました。
今朝の学校の準備をしていないと思い込んだ私は、またもやぶーぶー言うたわけです。
そしたら息子からめっちゃ怒られました。
「とうちゃん!ちゃんと僕のこと信じて!」
「名前はなに?信也(私の名前)やろ!それじゃ不信也やん!」
「しっかりして!」
不信也・・・。うちの子、うまいこと言うなぁ( ´艸`)
なんて感心している場合ではないわけでして。
この訴えは「信用」ではなく「信頼」を求められているわけです。
信用は条件付き、信頼は無条件。
親が思う(望む)ようであれば信じる。これは条件付きなので信用。銀行や証券会社みたいなものです。
一方で何はともあれ君自身を信じる。これなら無条件なので信頼。情緒的つながりはこうありたいものですね。
つまり親である私は息子から
【無条件でわが子を信頼する】
がまだまだだね~、がんばってね~、といった課題を突き付けられたわけです。
条件付けすることなく信じる。結構ハードルが高い課題ですな。
でもその分越えたときはすごいかも!なんて思います。
ところで信頼するための条件はたったひとつ。
それは
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★信頼すると決断する
実はたったそれだけです。
まあ言ってみれば自分との約束ですね。
だがしかし、これこそ「言うは易く行うは難し」の代表例。
なので失敗は何度もするかとは思いますが、子どもへの無条件の信頼は、子どもの基本的信頼感や自尊感情を根っこから育ててくれる超強力な栄養素。
トライ&エラーで不信也卒業目指します!
よろしければあなたもご一緒に(*^^)v