なぜ親が無力さを受容するほどわが子の問題が解決するのか?
こんにちは。
カウンセリングオフィス トリフォリの高澤です。
「人が怖い」
ふだん相談場面でよく語られる訴えです。
人は人の中でしか生きていけないのに、その「人」が怖いままだとたいへんです。
人への恐怖心をやわらげる方法はいくつかありますが、今日は、インパクトはさほどないけどやっているうちに地味に効いてくるやり方をお伝えします。
まずは"頭の理解"で構わないので、自分が怖がっていることが多くの場合は「事実ではなく考え」であることを理解することから始めましょう。
・「批判されるんじゃないか」
・「罵声を浴びせられるんじゃないか」
・「拒絶されるんじゃないか」
・「攻撃されるんじゃないか」
・「嫌われるんじゃないか」
などなど
これはたいていは事実ではなく、頭の中の考え(推測、解釈)なんだと理解することが役に立ちます。
この新しい考え方が活用できるようになると、それだけで楽になる方も少なくありません。
でもそれだけだと気持ちがなかなかついていかないんですよね。
そこを補うために、安心材料を増やすことが次に大切なことになります。
たとえば…
*そのままの自分を肯定してくれる人と付き合う
(そのためには人と会わないいけませんね)
*自分を否定・批判する人とは距離を置く
(そのためには「ノー」を言う必要がありそうですね)
*自分がリラックスして過ごせる居場所を見つける
(そのためには外に出ないといけませんね)
まとめると
①自分が怖がっていることの多くは事実ではなく考えであることを知る
②安心安全な環境を増やす
実際に行動を起こすことが必要になりますから、人間関係でのトラウマを抱えた方には②が難しいかもしれませんね。
そんなときは、自助グループやカウンセリングなどすでにある安全な場の利用から始めてみるといいのかもしれません。
最後に、「人が怖い」は和らぎますよ。
希望を持って、勇気を出して、自分を助けてあげる一歩を踏み出されることを祈っています。
今日も良き日でありますように☆