知っておきたい幼児の運動神経の伸ばし方

山崎憲治

山崎憲治

テーマ:子どもの習い事

運動神経の良し悪しは遺伝?


保護者の方で『私の運動神経が悪いから』わが子も遺伝で運動神経が悪いと諦めてしまってる、みたいな会話見聞きしたことありませんか。大丈夫です!
早期の対応で子どもの運動神経は伸ばせます。

運動神経の良し悪しは、殆ど遺伝は影響なくほぼその生活環境で変わります。
ただしオリンピックや世界大会等で身体能力が求められるような種目では違いは現れますが・・・・ 例えば 陸上100m競技等
普通の場面であれば殆ど関係ありません。

3歳~9歳頃の子ども達


 3歳~9歳頃の子ども達はプレゴールデンエイジ
と呼ばれる年代で最も運動神経が伸びる時期です。
その伸び方はほぼ80~90%近くまで完成されこの時期を逃すと後で遡って伸ばすことはできません。時限

小学校高学年から中学・高校のゴールデンエイジに入った時、部活等の競技種目において同じ練習時間や練習内容にも関わらず競技技術の習塾度合いにその差となって現れてきますので気をつけてあげたいですね。

3歳~9歳頃が
最も運動神経が発達する時期 (スキャモン図)神経系 水色曲線

スキャモン図



スポーツと運動あそび


幼児期・低学年の子どもの運動神経を伸ばすためにはどのスポーツが良いのか。野球やサッカー、バドミントン、テニス、バスケットボール、体操等いろいろな競技種目を思い浮かべる事と思いますが子どもの運動神経について研究されてる研究者の方達の見解は、一つの単一種目ではなく複数の種目をさせてあげた方が良いというのが共通認識です。

ただしオリンピック等で金メダルを目指す場合等、アーリー種目と言われるラケット競技の卓球やバドミントン他等は早期に取り組まなければ結果が得にくいものもあります。

この場合の弊害は燃え尽き症候群や、同一箇所の酷使による故障の原因による早期離脱等が課題と思われます。

ただ複数種目を実際に行うとなれば時間の確保や経済的なコト等大変ですので、将来の競技種目への移行も視野に入れた運動あそびが
断然おススメです。

運動神経をバランス良く伸ばす運動あそび


運動あそびは幼少期に身につけておきたい、走る・跳ぶ・投げる・捕る等の殆どの競技種目の要素を取り入れた運動で動作の速やかな吸収力や基礎運動能力を高めます。その内容は個人個人で取り組むものから複数人でチームを組んだりしてタイムや勝敗を決して楽しみます。身体全身の機能を有効に使うので発育発達期の子ども達にとって心身の健やかな育みにも効果を得られます。



運動あそびの効果とその事例

 
現在6年生になった男の子のA君は小学1年生の9月から私のS.パワーキッズプログラムに参加しました。当初お母様は『息子は運動も勉強も苦手なので早くから取り組ませておきたい』と言うことでした。実際に機能的な問題もあり運動面も学習面も困難な状態で学年だけが上がるようでした。その間行った運動あそびは季節毎に、春はスピード系を取り入れた様々な鬼遊びを中心に、夏は球技系のボールあそび、秋は反応系の道具を使ったあそび、冬は体力系の身体を使ったアニマル運動等、幸い真面目に休まず通って来てくれたので、今では運動面では様々な競技を器用に楽しめるまでになりました。また学習面も成績が良くなり『全国学力テストで基礎も応用も高い点数が取れています』と嬉しそうにA君のお母様から直接テスト資料を見せて頂きました。



【参考】
運動あそびは現在、日本体育協会スポーツ少年団がアクティブチャイルドプログラム(ACP)として全国の幼少期の子ども達への普及を目的に指導者を養成しています。私も2017年から指導者養成の講師として福岡県での普及に努めます。



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山崎憲治
専門家

山崎憲治(教育アドバイザー)

firstball

独自開発の運動プログラムや学習プログラムで運動能力を伸し、やる気や集中力、脳の認知機能(理解・判断・記憶・思考等)を高めて学習することで学力も向上する文武両道実現。心身共に子どもの健やかな成長を育む。

山崎憲治プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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