BMW760Liのステアリングが擦れて困っています。
本革シートでイチバン劣化する場所とは
日々、本革シートのリペア補修をしているとどの車にも共通の劣化ポイントがあるのがわかります。
イチバン多い劣化箇所は、運転席座面の乗り降りする側のサイドサポート部分です。やはり乗り降りする際に、サイドサポート部分は出っ張っていますので体重をかけて乗り降りするのが原因と考えられます。
次に多い劣化箇所は、同じく運転席背中面の乗り降りする側のサイドサポート部分です。写真のような乗用車タイプでもバケットタイプになっていますので、座面と同様に乗り降りする際に体が擦れているのが原因と考えられます。
乗る頻度の高い席ももちろん劣化します。
助手席も運転席並みに劣化していることが多い場所です。そのほかにはVIP送迎車であればVIP席周囲も劣化する可能性は高いです。
当たり前の話ですが、よくつかうほど場所ほど劣化しやすくなります。当然ですね。
本革シートの劣化の進行のメカニズム
以前のコラムでも書きましたが、車の本革シートは大半が塗装をされています。皮を保護する役割の塗装です。
常日頃からシートに乗り降りすると、目に見えないですが表面の塗装が少しずつ擦れて薄くなっていきます。極限まで塗装が薄くなると、表面より水分や汚れや油分などが皮に浸透します。
また、内部の皮に含まれる油分も表面にでてゆきます。
そして、皮自体のもつ柔軟性が少しずつ無くなっていき、固くなってしまいひび割れ劣化になると言われています。
本革シートをひび割れさせないポイント
できるだけ、乗り降りする際にサイドサポートに強く体を押し付けないことがイチバンの予防だと思います。同乗者の方にこのことを押し付けるのは無理があると思います。
愛車家のあなたはできるはずです。
もしも、本革シートの表面が擦れてきたと気づいたら、なるべく早めにリペア補修をするのをオススメします。擦れて塗装が薄くなった部分に再度塗装をすることで厚みがでますので、また復活すると考えていただいて構わないと思います。
お役立ち情報とリペア施工料金について
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・補修後はすぐに乗れて無臭で仕上がります。
・補修の材料はすべて安全です。
・福岡県内全域に出張施工いたします。
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