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冬の紫外線量

豊福祐史

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サングラスを使用するというと、どういう季節を思い浮かべるか聞くと、
大抵は、夏と答えられます。

ただ、冬でも状況によってはメガネやサングラスの使用は有効です。

冬の紫外線量

太陽からの紫外線量は、冬よりも夏の方が多いと思います。
ただ、雪が積もっている場合は、
太陽光からの紫外線量+雪に反射した紫外線量となります。

そのため、状況によっては、夏よりも紫外線量が増加することがあります。

雪眼炎

雪眼炎は、電気性眼炎などの呼び方もあります。

スキーやスノーボードなどを1日楽しんだ後、
眼が熱くなり痛くて眠れないということを
経験された方はおられるかもしれません。

ウィンタースポーツした後、その夜もしくは次の日などに、
眼が炎症を起こすことを経験した人はいると思います。

雪眼炎は、眼が日焼けした状態になるとイメージしてもらうとわかりやすいと思います。

ただ、ひどい場合やおかしい場合は、自己判断せずに眼科へ行くことも検討してください。

雪眼炎の予防のために

雪眼炎の予防のため、メガネやサングラスを使用するのは有効です。

ただ、UVカットされていないメガネやサングラスは逆効果になります。

紫外線は可視光線ではないため、眼には見えません。
そのため、見た目ではUVカットされているかどうかはわかりません。
通常、透明なメガネレンズでもUVカットはほぼ100%のものがほとんどです。

大抵の場合はUVカットされていると思いますが、
購入時に確認しておくのも、予防という点では良いと思います。

また、サングラスはカラーが入っているため、瞳孔が広がります。
そのため、UVカットという点では、
サングラスよりも透明なメガネの方が有効です。

紫外線対策として、透明なメガネよりも有効な物は、
偏光レンズのサングラスになります。

偏光レンズは反射した光をカットするため、眼に入る紫外線量自体を減衰させます。

紫外線対策として有効なメガネを順番に並べると、
①偏光レンズのサングラス
②透明なメガネ
③UVカットされた普通のサングラス(調光レンズ含む)
となります。

防眩効果としては、裸眼や透明なメガネよりも、
カラーが入っているサングラスが良いです。

まとめ

①冬でも夏より紫外線量が多いことがある
②雪眼炎対策としては、UVカットされたものを
③紫外線対策としては、偏光レンズが有効

偏光・調光・カラー・透明なレンズなど、紫外線対策のためのレンズは様々ですが、
どれもグレードによって価格が違うため、
グレードによる設計や素材、コーティング、機能などの理由を確認し、
求める性能と予算にあったものを選ぶと良いと思います。

次は、『一番安くメガネを作るといくら?』について

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専門家

豊福祐史(眼鏡小売店)

株式会社とらや眼鏡店 メガネのとらやG-room

顧客の要望や好み、ライフスタイルに合った納得の眼鏡をお勧めしています。仕入れでは、フレームのデザインはもちろん、細かい点までもチェック。視力測定や加工などは、国家資格の1級眼鏡作製技能士が対応します。

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