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豊福祐史

一人一人に寄り添う眼鏡選びのプロ

豊福祐史(とよふくひろし) / 眼鏡小売店

株式会社とらや眼鏡店 メガネのとらやG-room

コラム

樹脂フレームは寒いと縮む?

2023年12月22日

テーマ:意外に知らないフレームの話

コラムカテゴリ:くらし

『冬になると、樹脂フレームは縮みますか?』と質問されました。
多分、『冬になると樹脂フレームはレンズが入れにくい(外しにくい)』などの
眼鏡店の独り言が聞こえたからではないかと思います。

気温が低いと樹脂フレームは縮む?

気温が低いと樹脂フレームは縮むことがあります。
アセテート、セルロイド、ウルテムなど、様々な樹脂フレーム用生地があります。
詳しく実験したわけではないものの、レンズの嵌め込むときの感覚的には
どれも多少なりとも縮んでると思います。

縮むことのデメリットは?

樹脂フレームが縮むことに対して、お客様にとってのデメリットは特にないです。
眼鏡店が『夏より嵌め込みにくいな(外しにくいな)』と思う程度です。

レンズを嵌め込む時は、正直、フレームを温めるという工程が多少長くなるだけです。

ただ、外すことに関しては、度が強いプラスレンズだと結構面倒くさくなります。
マイナスレンズの場合、中心が薄いため、多少縮んでいる程度なら、慣れてれば簡単に外せます。
これがプラスレンズの場合、中心が厚いため、縮むと外しにくくなります。

レンズを嵌め込むときと同様に、温めれば良いと思われるものの、
フレームと一緒にレンズにも熱が加わってしまいます。
レンズにはコーティングがあるため、熱を加えすぎることはレンズにとって、
あまり良くないことが多いです。
ガラスレンズやノンコートなどのレンズなら、そこまで気にしなくても良いかもしれないです。
ちなみに、各眼鏡店はフレームのみを温めるように、様々な工夫をして熱を加えてると思います。


まとめ

・樹脂フレームは気温によって軟化したり、縮んだりする
・装用者にとっては、メリット、デメリットはほとんどない
・縮んでしまうと、眼鏡店にとっては少し面倒なくらい。

次は、『樹脂フレームを温めすぎると?』について

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