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豊福祐史プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

樹脂フレームは寒いと縮む?

豊福祐史

豊福祐史

テーマ:意外に知らないフレームの話

『冬になると、樹脂フレームは縮みますか?』と質問されました。
多分、『冬になると樹脂フレームはレンズが入れにくい(外しにくい)』などの
眼鏡店の独り言が聞こえたからではないかと思います。

気温が低いと樹脂フレームは縮む?

気温が低いと樹脂フレームは縮むことがあります。
アセテート、セルロイド、ウルテムなど、様々な樹脂フレーム用生地があります。
詳しく実験したわけではないものの、レンズの嵌め込むときの感覚的には
どれも多少なりとも縮んでると思います。

縮むことのデメリットは?

樹脂フレームが縮むことに対して、お客様にとってのデメリットは特にないです。
眼鏡店が『夏より嵌め込みにくいな(外しにくいな)』と思う程度です。

レンズを嵌め込む時は、正直、フレームを温めるという工程が多少長くなるだけです。

ただ、外すことに関しては、度が強いプラスレンズだと結構面倒くさくなります。
マイナスレンズの場合、中心が薄いため、多少縮んでいる程度なら、慣れてれば簡単に外せます。
これがプラスレンズの場合、中心が厚いため、縮むと外しにくくなります。

レンズを嵌め込むときと同様に、温めれば良いと思われるものの、
フレームと一緒にレンズにも熱が加わってしまいます。
レンズにはコーティングがあるため、熱を加えすぎることはレンズにとって、
あまり良くないことが多いです。
ガラスレンズやノンコートなどのレンズなら、そこまで気にしなくても良いかもしれないです。
ちなみに、各眼鏡店はフレームのみを温めるように、様々な工夫をして熱を加えてると思います。


まとめ

・樹脂フレームは気温によって軟化したり、縮んだりする
・装用者にとっては、メリット、デメリットはほとんどない
・縮んでしまうと、眼鏡店にとっては少し面倒なくらい。

次は、『樹脂フレームを温めすぎると?』について

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豊福祐史
専門家

豊福祐史(眼鏡小売店)

株式会社とらや眼鏡店 メガネのとらやG-room

顧客の要望や好み、ライフスタイルに合った納得の眼鏡をお勧めしています。仕入れでは、フレームのデザインはもちろん、細かい点までもチェック。視力測定や加工などは、国家資格の1級眼鏡作製技能士が対応します。

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