熱に弱いメガネレンズ?
釣りの雑誌とかで『タレックス』が紹介されていることが多いので、
釣りが好きな人は知っている方が多い『偏光レンズ』。
ただ、それ以外の方に聞くと、その存在自体を知らない方も多くおられます。
調光レンズもそうだけど、昔からあるのに、最新のレンズのように紹介されると
少し違和感があります。
偏光レンズとは?
偏光レンズは、縦の光をカットするレンズで、見た目はカラーレンズになります。
縦の光をカットするというと、『?』となりますが、
要は反射光をカットします。
それによって、眩しくなく、水面の下も見えることになります。
仕組みは?
イメージとしては、レンズに見えない窓のブラインドのような
スリットがあると思ってもらえたら良いかなと。
そして、光は波なので、太陽光などは横波、反射光は縦波とします。
グラフの波線をイメージしてもらえたら。
偏光の横のスリットがあるので、横波の太陽光だけが通過するため、
眩しくないという原理になります。
厳密には細かい部分があると思うけど、イメージはこんな感じです。
用途は?
どんな反射光があるかというと、水面・雪・芝などが思い浮かびます。
そのため、釣りやウィンタースポーツ、ゴルフなどをする人は、
偏光レンズのメガネがあった方が楽だし、見やすいと思います。
特にウィンタースポーツは、雪眼炎にならないためにもあった方が良いかなと。
度数は入れられるのか?
もちろん、度数を入れることはできます。
偏光がある以外は同じなので、よく使う人は、既製品よりも、ちゃんと作った方が良いかなと。
間に合わせでよければ、度数は入ってないけど、既製品もあります。
注意する点
偏光レンズは、偏光膜のタイプと、偏光コーティングのタイプの大きく2つに分けられます。
偏光膜のタイプはレンズの基材の間に挟まっているため、
超音波洗浄機などは厳禁です。
基材と偏光膜の間に水が入り込み、シミになります。
コーティングのタイプは超音波洗浄機にかけても大丈夫です。
どちらも偏光の効果はあるので、後はメーカーなどの好みかなと思います。
それ以外では、車のナビが暗く見えたりするので、
そのあたりは注意が必要です。
まとめ
・釣りやウィンタースポーツ、ゴルフなどをする人は、1本あると便利
・偏光レンズは、膜とコーティングがあるので、購入時に確認
・膜タイプは超音波洗浄機は厳禁
・車のナビなどは暗くなることがある
次は『度数が弱くても強くても、ぼやける理由』について