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フローリング清掃のワックスとコーティング

川端伸二

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テーマ:【お部屋】フローリングをきれいに保つ

フローリングをいつまでも美しく

現在、住宅の床材として最も一般的なのは、戸建、集合住宅を問わずフローリングです。
新築の一軒家やマンションを購入された場合、またはリフォームの後は、フローリングをいつまでもきれいに保っていたいと思うものです。

最初のうちはきれいでも、5年、10年と年月を重ねていくと、だんだん表面に小さなキズができて、そこに汚れが入り込むことによって黒ずみはじめます。

特に小さなお子さんがいるご家庭や、ペットを飼っていらっしゃるご家庭は、劣化の具合も早まります。その対策として用いられてきたのが「ワックス」ですが、最近ではワックスよりも耐久年数の長い「コーティング」も注目を集めています。

ワックス=塗り直しと剥離清掃で真新しい輝き

ワックスの働きは「床の保護」と「美観の維持」にあります。フローリングの上に薄い保護膜を作ることにより、傷や汚れがつきにくく、お掃除もラクになります。

またワックスをかけるとツヤが出て、お部屋が明るくなり見栄えが良くなります。これは目に見えない床の凹凸をワックスで埋めることにより、光が均一に反射するためです。

一方、弱点はスリッパや物の移動などの摩擦に弱いこと。また、水拭きができないので、お掃除は乾拭きかモップで行います。しかし、数カ月に一度の塗り直し、数年に一度の剥離清掃など、定期的にメンテナンスを行うことにより、美しさを持続することができます。

コーティング=耐久性に優れ水拭きも可能

最近は、ワックスの弱点をカバーしたコーティングも注目されています。

こちらはワックスに比べて、表面の保護膜が硬いため、磨耗しにくく滑りにくいなどの特徴があります。水拭きのお掃除ができるのもメリットです。
耐久性もあるので、長期間にわたり床材を保護してくれます。

しかし、部分的な補修やメンテナンスができません。使用状態が良ければ、10年以上きれいな状態を保っていますが、一旦傷がついたり、剥がれたりすると直すことができません。きれいにしたい場合は、再度施工をするか、フローリングの張り替えを行う必要がありますが、どちらもコストは高額になります。

手入れの行き届いたフローリングは、部屋全体を明るく快適な空間に見せてくれます。ワックス、コーティング、それぞれのメリット・デメリットを理解し、ライフスタイルに合ったものを選んでください。

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川端伸二
専門家

川端伸二(建築家)

株式会社 ジェイ・テック

長年培った清掃のプロの目で、デザイン性と掃除のしやすさのバランスを考えたリフォームを提案。リフォーム後も、洗剤選びや掃除の仕方などのサポートが充実し、アフターフォローも安心。

川端伸二プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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