【オフィスリノベーション Vol.1 】

税理士事務所のエントランスに、
洞窟のような空間をつくりました。
壁は、土。
自然素材であり、
再生可能な材料です。
ひと昔前までは、
土壁は当たり前のように使われていました。
しかし現在は、
施工の手間やコストの問題もあり、
現場で見る機会は少なくなっています。
それでも実際に空間として仕上がると、
やはり独特の質感があります。
やわらかく光を受け止め、
少しひんやりとした空気をつくる。
建築としての派手さはありませんが、
入った瞬間に、少し印象に残る空間です。
今回の計画は、
オフィスのリノベーションです。
ただ機能を整えるだけでなく、
「ここに来る理由」をつくることも、
ひとつの役割だと考えました。
特徴的な空間があることで、
訪れた人の記憶に残る。
それが結果として、
他との差別化や、
新しい顧客との接点につながっていきます。
また、こうした環境を整えることは、
新しい人材を迎える準備でもあります。
土という素材には、
これからの可能性を感じています。


