こんなものに彫ってみました
続編|型板ガラスでつくる行灯。プロとDIYの間にちょうどいい灯り
前回の記事では、
型板ガラスの特徴と、オリジナルデザインの型板ガラスについて紹介しました。
今回はその続編として、
型板ガラスを「暮らしの中でどう使うか」
その一つの答えとして見えてきた「行灯」について書いてみます。
ガラスを考えていたら、灯りに行き着きました
型板ガラスの模様を考え、
光の通り方を見ているうちに、
自然と意識が向いたのが「灯り」でした。
中が見えないのに、暗くならない。
光がそのまま出てこないから、やさしい。
それは、窓や建具だけでなく、
照明としても相性がいいのではないか
と思ったのが始まりです。
和モダンといえばステンドグラス、でも…
和モダンな空間で使われるガラスといえば、
ステンドグラスを思い浮かべる方も多いと思います。
確かに美しく、存在感もあります。
ただ一方で、
・ガラスを切る
・鉛線を組む
・はんだ付けをする
と、工程が多く、
「自分で作るにはちょっと敷居が高い」
と感じるのも正直なところです。
型板ガラス風なら、ハードルはぐっと下がる
そこで注目したいのが、
型板ガラス風のサンドブラスト加工
です。
模様そのものは、
最初からガラスに入れてもらう。
つまり、
・模様を作る → プロに任せる
・形にする → 自分でやる
という役割分担ができます。
これなら、無理がありません。
ブラストはプロに、組み立てはDIY
型板ガラス風のガラスは、
透明ガラスにサンドブラストで模様を入れたもの。
ここは、安全面や仕上がりを考えて、
プロに任せるのが一番です。
一方で、
そのガラスを入れる「行灯の形」はDIY向き。
・木枠を組む
・ガラスをはめる
・中に光源を入れる
工作としては、決して難しくありません。
■ 型板ガラス風 行灯づくりの考え方
・ガラス:サンドブラスト加工をオーダー
・模様:オリジナルデザインでも既存パターンでもOK
・フレーム:木材でDIY
・光源:LED電球、またはLEDテープ
→ ガラス表現はプロ、組み立ては自分
光が「当たる」のではなく「にじむ」灯り
型板ガラス風の行灯に灯りを入れると、
電球そのものは見えず、
模様だけが静かに浮かび上がります。
これは、
昭和型板ガラスが建具で果たしていた役割と同じです。
見せないけれど、隠しすぎない。
主張しないけれど、確かにそこにある。
そんな灯りになります。
ステンドと違って、気負わず始められる
ステンドグラスのように、
「一生ものを作る」構えはいりません。
模様を選び、
サイズを決め、
木を組んで、灯りを入れる。
少しずつ関われるのが、
型板ガラス風行灯のいいところです。
型板ガラスは、暮らしに近いガラス
型板ガラスは、
もともと暮らしの中で使われてきたガラスです。
だからこそ、
完成品を買うだけでなく、
自分で関わる余地
が残っています。
オリジナルデザインの型板ガラスも、
こうした形で使えば、
ぐっと身近な存在になります。
次は「どんな模様で、どんな光にするか」
行灯という形が見えると、
次は模様やサイズ、光の強さを考えたくなります。
それらはまた、
次の楽しみです。
型板ガラスを
「はめる素材」から
光をつくる素材へ
そんな使い方も、
これから広がっていくかもしれません。


