ウェルカムボードの参考に フリー素材を集めてみました
いつもの硝子の話とは、少し違う話です
今日は、いつも私が書いている
「器としての硝子」
「暮らしの中の理化学ガラス」
とは、すこし趣の異なる話をさせてください。
先日、岡本硝子という会社が、レアメタルを保存できる硝子容器のようなものを開発した
という話を耳にしました。
詳しい技術内容まで把握しているわけではありません。
それでも、その一言に思わず立ち止まってしまいました。
「え、そこまで?」
レアメタルは産業や未来技術を支える、とても価値の高い資源です。
そんな重要なものの“保存の器”として、硝子が選ばれている――
その事実が、とても興味深かったのです。
なぜ「硝子」なのだろう?
保存容器と聞くと、金属や樹脂、特殊素材を思い浮かべる人が多いでしょう。
それでもなお、レアメタルの保存に硝子が用いられる。
その理由は、硝子という素材が持つ
とても地味で、とても強い本質
にあります。
硝子は「何もしない」ことに長けた素材
硝子は化学的にきわめて安定しています。
* 中身と反応しにくい
* においや成分を移しにくい
* 時間が経っても性質が変わりにくい
派手な機能はありません。
自分から主張することもありません。
けれどその代わりに、
中身をそのまま
保つことに徹底的に向いている素材
です。
私はよくこう感じます。
硝子の仕事は「何かを付け加える」ことではなく、
「何もしないで、ただ見守り続ける」
ことなのだと。
【メモ|硝子の科学的な強み】
・化学的に不活性で反応しにくい
・長期保存・精密管理の現場で長年愛用されてきた
・医療、研究、分析、宇宙分野でも現役の素材
レアメタル保存が示しているのは「未来」

私がこの話で心を動かされたのは、
レアメタルそのものよりも、
硝子が関わろうとしている世界の広がり
です。
レアメタルは「今すぐ使うもの」ではありません。
未来のために、慎重に、静かに、確実に保管されます。
つまり、
価値が高く、失ってはいけないもの。
そういったものほど最終的に選ばれる素材が硝子なのだとしたら――
硝子は、
価値が高く
失ってはいけないもの。
未来の資源管理
時間を超えて受け継ぐもの
と深くつながる素材なのかもしれません。
私が扱う硝子も、同じ場所に立っている
私は日々、理化学ガラスと向き合っていますが、
その本質はレアメタル容器と同じです。
中身を主役にすること。
時間を受け止めること。
変えずに、そっと守ること。
命名ギフトも、
メモリアルボトルも、
硝子に託している役割は変わりません。
記憶や想いは目に見えず、数値化もできません。
けれど「大切に保管したいもの」であるという点では、
レアメタルと、とてもよく似ているのです。
硝子は、まだ役目を終えていない
硝子は古い素材だと思われがちです。
けれど実際には、雑貨としても研究器具としても、
そして最先端技術の一部としても、
今も静かに進化を続けています。
レアメタルを守る硝子があるのなら、
人の想いや記憶を守る硝子があってもいい。
私は、そう思っています。
硝子はまだ――
私たちの未来に関わる余地を、
十分に残している素材なのです。
一次情報(公式発表・公的資料)
・岡本硝子「『江戸っ子1号』による環境モニタリング実施予定のお知らせ」(2026/01/09)
南鳥島沖でのレアアース泥採泥試験において、観測船「ちきゅう」にCOEDO 13インチ6,000m仕様機×4台を艤装し、環境影響のモニタリングに使用予定と公表。 [ogc-jp.com]
・NEDO「レアアース分離精製技術開発事業(中間評価)」(2025/06/18)
分離・精製の技術課題やコスト、装置スケールの見通しを整理。レアメタル管理の**“慎重さ”と“長期性”**の背景資料として有効。
[nedo.go.jp]
※本コラムは、一次情報として企業の公式IR・公的研究機関の評価資料に基づき構成しています。



