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ミュシャの美しいデザインを彫っています ③ 【 装飾硝子 建具用 アルフォンス・ミュシャ 】

2022年11月30日

テーマ:エッチングの完成まで

コラムカテゴリ:住宅・建物

ミュシャの美しいデザインを彫っています ③ からの続きです。

顔や髪は複雑で時間がかかるので、身体から彫っていきます。
腕の上に服があるので、服を一番初めに彫ることになります。
ミュシャの絵は細かな皺がたくさん入っていて、彫るのは大変なのです。
皺なのだけど計算された美しいラインなのです。
滑らかに幾重にも重なった服や髪は、じっと見ていても飽きることがありません。
(私だけ?)

アルフォンスミュシャ ガラスエッチング 装飾硝子 ガラス扉 硝子工芸

服を彫り終えたあたりで髪の毛の彫りに入ります。
彫り込むときに使う砂の出方は、湿度などで変わってきます。
調子を把握してから繊細な部分を彫る安全策なのです。

アルフォンスミュシャ ガラスエッチング 装飾硝子 ガラス扉 硝子工芸

髪も彫り終えました。
ここからが一番大事な顔の彫りです。

続きます

この記事を書いたプロ

松岡順子

ガラス彫刻デザインのプロ

松岡順子(株式会社 クライミング)

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