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ミュシャの美しいデザインを彫っています ③ 【 装飾硝子 建具用 アルフォンス・ミュシャ 】

2022年11月28日

テーマ:エッチングの完成まで

コラムカテゴリ:住宅・建物

ミュシャの美しいガラスエッチング①
ミュシャの美しいデザインを彫り込みます②
からの続きです。

ミュシャの美しいデザインを、エッチング用に描き起こして、掘り込み為のラインで切ってしまったら、
今度はパーツごとにサンドブラストで彫っていきます。

パーツごとに1枚づつカッティングシートを剥がして彫ります。
今回はガラスが小さいので、硝子にデザインを彫る時間とカッティングシートを剥がす時間、
どちらが長いのか分からないくらいに剥がす工程は大変です。

アルフォンスミュシャ ガラスエッチング 装飾硝子 ガラス扉 硝子工芸

切ったところ


アルフォンスミュシャ ガラスエッチング 装飾硝子 ガラス扉 硝子工芸

一枚ずつシートを剥がしながら彫っていきます。


アルフォンスミュシャ ガラスエッチング 装飾硝子 ガラス扉 硝子工芸

アクセサリーやチェーンも、パーツごとに剥がして彫っていきます。


アルフォンスミュシャ ガラスエッチング 装飾硝子 ガラス扉 硝子工芸

髪飾りも彫っていきます。

細かいパーツばかりなので、彫りすぎるととんがってしまうし、浅過ぎると次のパーツを彫るときに消えてしまうし、
感覚だけが頼りの職人技なのです。

続きます。

この記事を書いたプロ

松岡順子

ガラス彫刻デザインのプロ

松岡順子(株式会社 クライミング)

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