海と岩を彫り込んで 【エッチング ガラス そぴあしんぐう】
福岡には「神宿る島」宗像・沖ノ島 で一躍有名になった宗像大社や「学問・至誠・厄除けの神様」として有名な太宰府天満宮 それから嵐のCMで神社から海まで一直線に夕日に照らされた参道が印象的なCM宮地獄神社など全国から観光客が訪れる神社が沢山あります
新宮町にも歴史のある絶やすことなく千年の歴史を見つづけた「法火」千年という長い年月
かまどの火を一度も絶やすことなく代々守り続けてきた家があります
それは福岡県新宮町上府にある通称「千年家」と呼ばれる 横大路家住宅(よこおおじけじゅうたく)です
「曲り屋」と呼ばれるL字型に折れ曲がった形をした建物で 屋根は全て「茅」で葺(ふ)かれていているこの建物を
そぴあしんぐうの建具ガラスに彫り込みました
↑全体
薄いガラスに立体的な しかも「曲がり屋」と言う奥行きのある建物を
どう表現して描けばいいのかと 当時かなり悩みました
幸い会社のすぐそばなので 現物を見てスケッチしてイメージをふくらまそう!と
張り切って千年家に向かったのです・・・が建物の傷みがひどく 修復に入ってまして
建屋はすっかりシートに覆われていました
でも写真と図面のコピーをいただけたので かなり正確に描くことが出来ました
当時の関係者の方には 感謝の気持ちでいっぱいです
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奥に千年家 手前には野の草で 遠近感を演出しました
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花などと同じ感覚で 細かく段を入れて彫ると
積み木のおもちゃみたいになるので 試作を重ねて制作しました
角度を変えると 見え方が変わるのです(*^_^*)
そぴあしんぐうに行かれた際には ホールの建具エッチングを
ぜひご覧くださいませ