もう一枚の和風デザインも完成しました 【エッチング ガラス ドア用】
ガラスエッチングとは ガラスをフッ化水素酸で腐食させて、レリーフを作りだす技法のことです
ガラスでは、表面にパラフィンなどの保護膜を塗布し、図案に合わせて除去した後 腐食剤に浸します
保護した部分が透明に残り 保護してない部分が腐食して、ガラス表面にレリーフ状の図案が現れます
現在では、サンドブラストによる彫刻が エッチングと呼ばれることが多いようです
↑ガラス雑貨などはサンドブラストのみで仕上げています
白っぽくデザインが浮き出てハッキリと見える効果があります
ネット上でエッチングガラスを販売しているサイトが沢山ありますが、
サンドブラス(スリ加工)だけのものや、サンドブラスト後に 半透明の塗料を吹き付けて仕上げたものが多いようです
↑デザインをサンドブラストで彫り込んだ後 フロストタイプのシートを貼って仕上げてたタイプ
破損止め 飛散防止 ガラスの上に置くことを考えての工法ですが 永久的に持つわけではありません
塗料系で仕上げたものは 時間の経過劣化で 変色や色褪せをしてしまいます
当社で製作するのは薬品処理(腐食加工)を施したエッチングガラス(フロストガラス)なので
汚れが付きにくく 輝きは半永久的です(*^_^*)
前置きがかなり長くなってしまったけれど
和風のエッチングが完成しました!
こちらは花びらを一枚一枚剥がして彫っていく『段彫り』と言われる工法です
一番手のかかるやり方での仕上げになっています
デザインによっては この後に更にカッティングシートを貼り
パーツごとに切り分けて ぼかし加工で仕上げることもあります
菊の花びらは 何段にも重なり手のかかる花ですが
仕上がりの繊細さには 製作者側もうっとり見惚れてしまいます
(*^_^*)