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コラム

門徒会館の施工写真を頂きました 【エッチング ガラス お寺用】

2017年4月26日

テーマ:寺院神社教会用

コラムカテゴリ:くらし

門徒会館用に伝親鸞聖人筆」の六字名号を彫り込みました



金色に塗装したガラスに文字を彫った力作です




筆のたっちをそのままに 丁寧にトレースして仕上げました


この文字を書かれたのは親鸞聖人と言う方で
どんな方なのか調べてみました

一般的には「念仏さえ称えていれば だれでも極楽へ往けると教えられたのが親鸞聖人」と思われているそうですが
実は 「念仏さえ称えていれば 死んだら極楽へ往ける ということはありませんよ」
と教えられたのが、親鸞聖人なのだそうです




出典plaza.rakuten.co.jp
浄土真宗の開祖「親鸞聖人」(1173- 1262)

親鸞の『教行信証』には信心こそが重要である
そして 信心があれば自然と念仏することができると記されているそうです

親鸞聖人の教えを正確に伝えられた蓮如上人は、こう教えられています。


ただ声に出して南無阿弥陀仏とばかり称うれば、
極楽に往生すべきように思いはんべり。
それは大に覚束なきことなり。(御文章)


念仏は、阿弥陀仏へのお礼の言葉なのだそうです


「南無阿弥陀仏」の「南無」の語源はサンスクリット語のナマス(namas)ナモー(namo)を漢字に当てたもの
崇敬を表す感嘆詞

「南無~」とは「~に帰依する」の意
「(無条件で)一生あなたに付いていきます!」という意味

サンスクリット語とは古代インドの言語で、文字は日本でも馴染みの深い梵字のこと



お礼の言葉は、日本人なら「ありがとう」
アメリカやイギリスの人なら「サンキュー」
フランス人なら「メルシー」、
中国人なら「謝謝」と 国によって違いますが

阿弥陀仏に対しては、「南無阿弥陀仏」と称えることがお礼なのだそうです


このエッチングの原稿を描きながら 何度も何度も確認するかのように
「南無阿弥陀仏 ナムアミダブツ」と唱えていたなーと思い出してしまいました

この記事を書いたプロ

松岡順子

ガラス彫刻デザインのプロ

松岡順子(株式会社 クライミング)

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