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松股善治プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

住宅ローンの審査対策(カードローンの利用歴あり)

松股善治

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テーマ:住宅ローンの審査

カードローン利用者は注意が必要

テレビを見ていると、カードローンのコマーシャルを目にすることがよくあります。
個人的に目立つと思うのは、銀行だと三井住友銀行・西日本シティ銀行・福岡銀行、消費者金融だとアコム・プロミス・アイフル・レイク、といったところでしょうか。
CMキャラクターに著名な人物を起用していることからカードローンに気軽なイメージを持つ人もいるでしょうが、これから住宅ローンを取り組もうとする場合にカードローンの利用があれば審査が不利になることがあるので、注意が必要です。

カードローンの利用があれば住宅ローンの審査に通らない?

カードローンの利用があるからといって、住宅ローンの審査に通らないということはありません。
住宅ローン申込人の属性(年齢、職業、年収など)と、その人のカードローン利用状況次第なのです。
カードローンの利用状況において、問題となるのは以下のケースです。
・借入金額が多い
・借入件数が多い
・極度額ぎりぎりまで借りている
・返済を延滞したことがある  など

借入金額については「いくらまでなら大丈夫」という基準はありません。
申込人の属性(内容)によっては借入金額が20万円で問題視されることがある一方で、50万円でも問題視されないこともあります。
ただし借入先の件数が多い場合は、審査をする側の印象が悪くなると言えます。
極度額ぎりぎりまで借りている状況も同様です。
審査をする側から見れば「家計がよほど厳しいのでは」「金銭感覚が甘いのでは」という印象を持たれてしまいます。
そしてカードローンの返済に延滞の記録があると、住宅ローンの審査は一層厳しくなります。
「お金の管理がルーズなのでは」という印象を強く持たれるからです。

カードローンの利用中に住宅ローンを申込む時のポイント

先ほども述べたように、カードローンの利用があるからといって住宅ローンの審査に全く通らないということはありません。
ただし住宅ローンの申込みをする時は、以下のことを心がけましょう。
・利用中のカードローンの内容をすべて申告する
住宅ローンの審査では申込人の個人信用情報を必ず調査されるので、事実を隠すことは出来ません。
事実を隠して申込み、審査の段階でそれが分かった場合、申込人に対する印象が悪くなります。
最悪の場合、審査に通るはずだったのが「否決」となることもあるのです。
・完済が出来るものがあるかを考えておく
自力での完済が難しければ、例えば親に援助を頼むなどで、完済できるものがないかを考えましょう。
完済できるものがあれば住宅ローンの申込みをする前に完済するのがベターですが、完済したからといって審査に通るという保証はありません。
申込む際に「このカードローンは完済予定」という申し出をすることで審査に通ることもあります。
・カードローンを利用するに至った事情を銀行担当者に説明する
申込者にカードローンの利用がある場合、その金額にもよりますが何も説明がなければ、審査をする側にはその経緯が「浪費によるもの」なのか「ギャンブルによるもの」なのか「金銭感覚の欠如」なのか「やむを得ない事情によるもの」なのか、全く分かりません。

最近当社ではこのような事例がありました。

申込者様は当社に相談に来られる前に、ある銀行に住宅ローンを申込んだけど審査に通りませんでした。
その申込者様の属性は問題ないのですが複数のカードローンを利用中で、年収からみれば多い印象の借入残高がありました。
しかし先に申込んだ銀行には、カードローンの利用があることは申込書に書いたものの、利用に至った経緯については何も説明をしなかったとのことです。
そこで私は申込者様との面談の際に、カードローンを利用することになった経緯・理由を確認しました。
それは浪費でもギャンブルでも金銭感覚欠如でもない、真っ当な理由によるものでした。
そして返済を延滞したことは一度もなく、親に頼んでカードローンを完済・解約することが出来るとのことでした。

そこで私は別の銀行2ヶ所に申込むことを提案して、その申込み手続をサポートしました。
銀行担当者と保証会社に向けて、以下に触れた説明文書を添付しました。
カードローンを利用するに至った経緯(子供の誕生と引越し)
子供を保育園にあずけて母親が働きだしたので今は家計が安定している
カードローン借入残高は親に頼んで援助してもらい完済する

その結果、申込んだ2社のうち1社から審査の承認を取り付けることが出来ました。
このように経緯などを説明をすることで、審査において有効な場合があるのです。

利用中のカードローンを完済できない場合の対処法

銀行によっては、既存ローン(カードローンの他にマイカーローンなども)の借入残高を住宅ローンに上乗せして申込める「おまとめ住宅ローン」を取り扱っているところがあります。
そうすることで住宅ローンと他の既存ローンの返済負担率を落とし、審査を通せた成功事例がいくつもあります。
また銀行が「おまとめ住宅ローン」を取り扱っていなくても、既存ローンをその銀行の低金利の商品に借り換えることで、同様に審査を通せたこともあります。

まとめ

カードローンを利用中の人が住宅ローンの申込みをすることをインターネットで調べると、厳しいことが書かれていページをよく見かけます。
カードローンの利用状況にもよりますが、住宅ローンの審査に通るかどうかはケースバイケースであることを認識していただければと思います。

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松股善治
専門家

松股善治(住宅ローンコンサルタント)

株式会社福岡MPオフィス

30年以上にわたって住宅ローン実務に携わってきた経験と豊富な人脈から、各金融機関の審査規定と金利情報に精通。住宅ローン審査・選び方に不安がある人をサポートします。対応エリアは福岡県および隣接県。

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