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どうして「牛乳」は体に悪いの?

原田大輔

原田大輔

テーマ:ダイエット

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 福岡市で、パーソナルジムを経営している、原田だいすけです!

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乳離れするには今







 この令和の時代に「牛乳は栄養価も高く、健康に良い」というイメージを持つ人は、少なくなった様に感じます。

というのも、ほんと10年前くらいまでは、「牛乳って体に悪いんですよ」なんて言ってしまうと、「この人、なんだか危ない人なの?」と疑いの目で見られました(笑)

ところが近年では、SNSやYouTubeが広がり、多くの方に「牛乳の真実」が伝わっていきました。
ちなみに、先日私が開催したダイエットセミナーの参加者16人に「牛乳は健康に良いと信じている方はいますか?」とお尋ねしたところ、手を挙げたのは、わずか2人でした。
いつのまにか、「牛乳は、本当は健康に悪いもの」という考えが定着しているようです。
では、牛乳の何がそんなに悪いのでしょうか?

【牛乳の概論と歴史】




「牛乳」は、生乳のみを原料とした成分無調整の製品。生乳中の脂肪球は凝集してクリームを形成しやすいので、これを防ぐために平均サイズが1㎛以下になるよう均質化処理(ホモジナイズ)を行います。
牛乳は、成分のカゼイン粒子や脂質粒子の光散乱により、乳白色に見える。飲んだ時に感じる僅かな塩味は無機質、甘味は乳糖によるもの。PH6.6

牛乳を始め、乳製品は体に良いという印象が今でも残っています。
乳製品は、もともと日本人が摂取してきた食品ではありません。終戦後、食糧難の時期に援助物資として、小麦と粉乳が初年度には無償で送られてきました。2年目は20%、3年目に40%、4年目に60%、5年目に80%、6年目に100%の代金を支払うことになり、その後もアメリカから輸入することになりました。アメリカの見事なビジネス戦略にはまり、日本の乳製品の年間消費量は、戦前の20倍です。



【牛乳の危険な理由】






①女性ホルモン
女性ホルモンの作用で、性質が温和になり、集団飼育が容易になり、肉質が柔らかくなる。
イタリア、フランスではホルモンの残留する牛肉を食べた幼児の乳房が大きくなる、体毛が生える、初潮の早期化が報告。アメリカでは、近年初潮の始まる時期が非常に早まっており、ホルモンの影響ではないかと言われている。疑念を抱く人は、オーガニックという選択肢がある。
乳類の摂取は、本来は性ホルモンの分泌が始まる前には存在しないはずの女性ホルモンを、牛乳を摂取することによって多量に口にしています。現在、日本で市販されている牛乳には多量の女性ホルモンが含まれている。
また、日本で販売されている牛乳は、妊娠牛からも搾乳されている。雌牛は生後14か月になると、人工授精で妊娠し、子牛に5日間授乳した後、人用の牛乳生産のため搾乳されます。出産後3か月で人工授精させられ、出産する2カ月前まで妊娠中も搾乳されます。妊娠中は卵胞ホルモンや黄体ホルモンが多量に分泌され、妊娠中に搾乳された牛乳中にもこれらのホルモンが多量に分泌されています。
小児の免疫、神経、生殖(特に男児)に影響する可能性大。アレルギーの原因にも。


②成長ホルモン
飼育用ホルモンの作用で、成長が早まり、飼料の節約ができ、肉の量が増加します。
近年、アメリカの一般スーパーでもオーガニックコーナーを設けている所が多くなりました。
rBGHホルモンは、ヨーロッパでは発がん性があると言われています。
このホルモンは、牛乳の生産量を著しく増加させるホルモン(通常の10~40%)として、モンサント社によって開発され、アメリカでは1993年に承認。
EUでは、アメリカの食肉、乳製品の輸入を1985年以来一切認めず、輸入禁止としている。


③飽和脂肪酸による動脈硬化
乳製品に含まれる脂肪は、飽和脂肪酸です。中性脂肪やコレステロールを増加させる。
この2つが血中に増加し続けると、動脈硬化のリスクが高まる。
飽和脂肪酸は、老化のもと、乳がん、前立腺がん、卵巣がん、アレルギーの原因となる


④タンパク質とアレルギー
牛乳の主なアレルゲンは、カゼインとβラクトグロブリンです。


⑤乳糖と老化
乳糖を分解するラクターゼは、離乳と共に分泌されなくなり、日本人の約8割が分泌されなくなります。その結果、乳製品を摂取することで、腹部膨満感や痛み、下痢などの悪影響が出ます。
ヨーグルトやチーズなどの発酵乳製品は、ラクターゼの変わりに、乳酸菌で分解でき、ガラクトースが作られます。このガラクトースが老化のもと。


⑥カルシウムと骨粗鬆症
牛乳のカルシウムは、小魚などの食物に含まれるカルシウムより、吸収が良く、血中カルシウム濃度が急激に上昇します。しかし、血中カルシウム濃度はホメオスタシスによって、一定に保たれているため、乳製品の過剰摂取は、血中や骨の余剰カルシウムを腎臓から尿に排泄してしまいます。カルシウム摂取のために飲んだ乳製品が、かえって体内のカルシウム量を減らします。
世界で一番牛乳を飲んでいるノルウェーの骨折率は、日本人の5倍です。


⑦IGF―1と発がん性
近年の研究で、乳製品には発がん性があることが解明されてきました。特に、乳がん、前立腺がん、卵巣がんなどのリスクを高める。肺がんの原因が、大気汚染やタバコであるように、乳がんなどは、乳製品が原因であるという研究者もいます。
理由は、IGF―1(インスリン様成長因子)です。1GF―1は、細胞の成長促進作用があります。下垂体前葉が分泌する成長ホルモンは、それ自身が細胞分裂を刺激するのではなく、肝臓などでIGF―1の産生を促すことにより、間接的に成長促進作用をもたらします。
IGF―1は、70個のアミノ酸からなるポリペプチドで、牛乳には4~50ng/ml含まれる。
直接吸収されるのか、他の牛乳成分がIGF―1の生成促すかは、不明。
IGF-1は、細胞の分裂増殖が盛んな時に、その力を発揮します。(子供では、乳児期と思春期。成人では、がんに罹った時)



 以上が、科学的に分かっている事実です。

しかし、実はもっと最初に考えないといけないのは「牛乳は、牛の赤ちゃんが飲むもの」と言う事です。
牛乳とは、人間とは違う別の動物の乳であり、それを「大人の人間」が飲むのは、非常におかしな事です。

まだまだ、TVなどではこれらは報じられませんが、是非知っておきたいことです。

もちろん、私自身、ソフトクリームやチーズは大好きで、食べます。
しかし、コントロールしています。

間違っても、朝コップ一杯の別生物の乳をがぶ飲みするようなことはありません。

皆さんも、「嗜好品」として、付き合っていかれるのを強くおススメします。

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