「国語」の勉強法
中学3年生1年間の塾費用平均は、なんと年100万円越えも・・
学習塾を始めて、早いもので7年目に入ります。私自身、手探りを繰り返しながら、それぞれの生徒さんと真剣に向き合いながら、ようやく、「学び方の基本」を固めつつある状態となりました。
そして、その結論に至る過程で、おおよそ皆さんが「常識だ」と思っている方法と、かけ離れていくことに気づき始めました。
その最たる例が、「学費」です。
当塾では、別に安さを売りにしているだけではありませんが、県立高校に進学する場合、どう考えても、年間100万円は、不要です。これでは、子どもが増えないわけですね(笑)
それだけかけるのなら、もっと上の私学、そして国を代表する大学に進学して然るべきだと思います。そうでもしないと、リターンがありません。
また、年間100万円もかかるのであれば、必然的に低所得者の子供は、そもそも塾にも通えませんし、その後の進学にも大きなハンデを背負うことになります。
まぁ、もっとも、地方都市での大手塾に関しては、値段に見合ったものを、きちんと授けているかといえば、疑問ですが・・・(笑)
宿題をたくさん出す塾が、いい塾?
6年間、塾を経営するうえで、「宿題を出してくれる塾がいい」という意見を、よく耳にしました。また、宿題を出してくださいと懇願されたこともあります。
結果として、6年間、ほとんど宿題を出していません。では、生徒の成績はどうかというと、他の塾生と見劣りすることなく、伸びています。
この違いは、何なのでしょうか?
1日は、今も昔も24時間
当塾では、タイムパフォーマンスを重視しております。正直言うと、無意味な学校の宿題もあまりしてほしくないのですが、そうはいかないので、1日の中で自分が自由に使うことができるわずかな時間を有効活用することが重要です。
学校も大半の学習塾も、生徒目線でいうと「与えられる勉強」を大量に強いてきます。これは、もはや「強制作業」に他なりません。
「何の目的で勉強するか?」、「具体的に何を使って勉強するか?」「それを実行できるか?」「分からないところを知ることができるか?」などといったことを、すべて自分でやる習慣をつければ、勉強をすることに苦痛を感じなくなっていきます。
別に、1日何時間もやりなさいとは言いません。先述のルーティーンを1日15分から30分取り組んでもらえばいいのです。日曜日だから5時間・・なんて必要もありません。
しかし、これを毎日毎日続けることが、なにより重要です。
勉強は、「心構え」と「耐力」
「勉強の仕方が分からない・・・・」当たり前です。それは、「勉強の仕方が分からない」のではなく、ちゃんと自分で「勉強に取り組んだことがない」からです。「強制作業」のみを繰り返していては、仕方が分からなくても当たり前だと思いませんか?
その塾行って、偏差値は上がるの??
この質問に、大きな誤りがあること、わかりますか???
しかし、これが、今の日本人の現状を如実に表す質問です。保護者の方も、生徒さん自身もこのような表現をするそうです。
答えは、あえて言いません。考えてみてください!