自分の可能性を閉じないで!
突然ですが、私は「双極性障害Ⅱ型とパニック障害」という持病をもっています!今まで、何人もの人から「お前は、心が弱いから」とか、「精神病にかかる奴は、心が軟弱だから」と、散々に言われてきました。どのような経緯で、こんな一生治癒しない病気をわずらってしまったについては、長くなるので割愛します。
今は、「価値観のアップデート」なんて、比較的簡単に実施することができます。スマホ・PC世代ではない、中高年の方々において、このような傾向の人をよく見てきました。
しかし、今の子供たちを見ても、「あー、将来こういう人になるだろうなぁ」と思われる生徒さんも少なくありません。
●「自分の価値観をアップデートできない人の特徴とは?
その原因として、まず「国語力が著しく劣っている」ケース
が考えられます。つまり、「人の意見を、しっかりと受け止めることができない」人ということになります。このまま大人になっては、いろいろと人間関係で障害が生じることが目に見えるようです。
次に考えられる原因として、「耳で聞いても、心で聞けない人」
が該当するでしょう。こういう人は、いわゆる「聞き流して、自分の糧にできていない人」です。この傾向にある人は、勉強の成績が良い人においても、結構見られます。
最後は、「自我が強すぎる人」
でしょう。この傾向にある人は、人の意見に対して、いちいち「自分の考え」という物差しをあてて考えますので、「必要」、「不必要」という情報の選別を無意識にやっているケースがほとんどです。一般的に「変わっている人」という風に見えるのではないでしょうか?この傾向にある人も、勉強の成績が良い人においても、結構見られます。
とまあ、いろいろと述べてきましたが、世の中、変わった人が多いのです。きちんと自分を把握しようと常に努力している人が、大半ではありますが、その人たちが最も苦しむのが、社会における「人間関係」です。
「自分をアップデートできない人」たちは、「自分はこうだ!」という、概ね的外れな「信念」もっています。もっというと、この「信念」がないと、生きていけないほど本質的に「弱い人間」であるということを、理解してください。身の周りにいませんか?
「心の価値観のアップデート」ができない人は、だいたい、他の意見を見たり聞いたりしても、深く考えない傾向にあります。それと同時に、自分とほぼほぼ同じような価値観の人間とだけしか交流がないケースがほとんどです。
さぁ、ここまでくると、もうお分かりですね。「自分をアップデートできない人」は、自分の「信念」という名の偶像を守るために、悩んでいる人や、心を患うほど必死に頑張っている人を、「弱い人」というレッテルを貼って、攻撃しているにすぎません。
これは、何も会社だけではありません。学校でも起こっているのです。そうです。「いじめ」です。「自分をアップデート」できない生徒は、「いじめる側」にまわるケースがほとんどでしょう。そして、自分よりも劣る(自分勝手な価値観でそう判断しているにすぎませんが・・・)人をターゲットにして、攻撃するわけです。
原因はどうあれ、取るに足らない「自己満足」のせいで、いわれもないいじめに遭っている子供が、未だにいます。そして、次は自分がターゲットになってしまうかもしれないという恐怖心で「烏合の衆」となり、集団いじめが発生します。
いじめられる生徒にとっては、まだ世間が狭いので、たくさん逃げ場があるにもかかわらず、「すべての道が閉ざされてしまった」と、まじめな生徒ほど、「絶望感」を抱くことでしょう。
上記に示したように、このような「いじめっ子」素質をもつ「本質的に弱い人間」は、「子どもの世界」にも「大人の世界」にも存在します。
私たちプロとしては、勉強を教えるだけでなく、いじめなどで不登校になった生徒たちの、「意味ある居場所」を提供していく取り組みも必要だと考えています。
最後に、どちらが弱い人間だと思いますか?
学校を事例にとると、「苦しくて、学校に行けないけど、頑張って行っている」生徒より、「学校に行って授業中騒いでいる生徒」の方が、よほど弱い人間だと思います。
私は、このような、その人にとって、「大きな頑張り」を、できるだけ見逃さず、しっかりバックアップしていきたいと思っています。