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コラム

激変しつつある日本、そして世界

2022年7月8日

テーマ:将来の日本

コラムカテゴリ:スクール・習い事

最近、私自身、落ち込んでいる。

世界が、そして日本が、いろいろな意味で大きく変わってきていると思われる事象が、毎日毎日いろいろな形で起こっている。そしてそれは、これまでの平和な社会、少なくとも私自身が生きてきたこの45年あまりでは、考えられないことである。

今年は、特に、変だ。おかしい。何かがおかしい。具体的な事象もあるのだけれど、なにか、感覚的に胸騒ぎがしてならない。

2月末のロシアによるウクライナ侵攻に始まり、世界的な経済の大混乱、それによって、さらに日本経済の先の見えない低迷、コロナの終わらないショック、そして、今日、安倍元総理の銃撃事件・・・。

この頃、「平和」というワードについて、考えている。子供の頃教えられた「平和」の意義。そして、国際秩序を守るという意味での「平和」。またそのリーダーシップとなるべき「国際連合」の在り方など、いろいろな疑問が一気に噴出している1年になっている。

昨日までは、世界的な問題としてとらえていたが、今日は違った。安倍元首相の銃撃事件・・・。これは、民主主義に対する挑戦という、生易しい言葉では表せないものだと思う。

例えるなら、学校の校則にあてはまるかもしれない。校則の範囲を逸脱した生徒が出たら、また校則をさらに厳しくしていく・・・この繰り返しが、今、日本全体で起ころうとしているのではないか?

私たちの日常生活にも影響を及ぼしかねないこの事件。

日本だからこそ、安倍元首相は、あの状態で街頭演説ができたのだ。昨日までは。これからはできなくなる。それどころか、街頭演説を見に来た人も、ボディチェックをされても文句は言えないだろう。日常における犯罪も、横行しかねない。一般人が元首相を銃撃できるんだから、何でもできるはず・・・という発想は、あり得る話だ。

そうなると、治安維持体制も大きく変わることになる。私たちの日常は、さらに窮屈なものとなるかもしれない大事件なのである。

もちろん、この蛮行を行った愚劣な人間の動機や背景を詳しく調べないと、なんとも言えない部分も多々あるが、直感的に悪い方向に向かうのは、目に見えている。

今の子供たちの将来を危惧する立場において、悪いニュースばかりが入ってくるのは、残念なことだし、正直心が折れそうになる瞬間もある。

明らかに、私たちが子どもの頃だった20世紀後半とは、「平和」というワードのとらえ方そのものが変化しているように、なにか、とてつもない大きなものが、人類にとって、よくない方向に、大きく舵をとっているような感じがしてならない。

この記事を書いたプロ

青柳尚史

未来を生きる子どもたちの学力と人間力を育むプロ

青柳尚史(寺子屋二葉理系塾)

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