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青柳尚史プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

「国語」の勉強法

青柳尚史

青柳尚史

テーマ:勉強法

さて、今回は、具体的な勉強方法について、お話いたします。

以前、「勉強の要は、数学にあり」的なことをお話いたしましたが、そのバックには、やはり「国語」が存在します。ん???どういうこと???と思われる方もいらっしゃると思います。具体的に説明していきます。

とある小学6年生の算数の問題で、「ある数に6をかけて答えを求めたかったが、あやまって6で割ってしまったので、答えは1/9になった。正しい答えを求めなさい。」というものがありました。

こういう問題で、算数の力を図りがちですが、実は、国語力が試されている問題なのです。いろんな生徒に解かせると、「問題の意味がわかりません!」という生徒も多いのが事実です。また、「ある数」を求めて、そこで終わっている人も少なくありません。

要するに、1/9に6をかけることで、「ある数」を求めて、さらに6をかければ、正しい答えがでます。

中学受験問題でもなく、普通に小学校の教科書に掲載されている問題です。

つまり、実際に国語力をアップするために勉強としてやるべきことは、「算数」・「数学」であり、「国語」の勉強は、あまりする必要がないという結論です。

現に、当塾では、小学6年生まで、漢字と簡単な文章問題を中心に、国語の授業をやっておりますが、中1、中2と、国語の授業はやっておりません。

では、どこで「国語力」を養うかというと、それは、ずばり「普段の生活」にあります。

ご家庭でどのような「会話」がなされているか?自分でどのように「考えているか」がポイントになってきます。当塾では、授業中に、私の方から、話題を振ることがよくあります。生徒とのコミュニケーションをかねてなのですが、私の質問に対して、どのように答えてくれるか?も見ています。

こちらが期待している内容を、答えてくれるか?が大切になってきます。全く的外れな答えをする人もいれば、質問の意味が分かりませんという人もいます。また、得意な分野については、聞かれていない知識も披露してくる生徒もいます。

これは、主に社会や理科の記述の問題に重要なポイントです。つまり、「質問されている内容をコンパクトに的確に答える」ことと、「余計なことは書かない」ということです。

この訓練が、国語力アップの最も大切なステップであると考えています。

もちろん、中3になると、「入試」は力だけではなく、「限られた時間でパフォーマンスを出すためのテクニック」も必要となるため、国語の授業をたくさん取り入れていきます。

この、コミュニケーションが上手になっていく人ほど、成績が全体的に上がる傾向がみられるのも確かです。

中には、私と直接コミュニケーションをとること自体が苦手な生徒さんもたくさんいます。その場合は、私の質問に対して、頭の中で答えを考えて文章化するだけでも、訓練になります。その後の私の会話の中でヒントや考え方をつかんでいけば、成長していくわけです。

ご家庭でも、このような機会をできるだけ設けてみてはいかがでしょうか?

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青柳尚史
専門家

青柳尚史(学習塾経営)

寺子屋二葉理系塾

保護者の費用負担を抑える入塾金無料、授業料の上限設定と、学びたい人への学習機会の提供に工夫。生徒の個性と自由な発言を尊重する授業スタイルで、生徒のいいところ、人間性を引き出し、生きる力を育みます。

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