個々の生徒に自信をつけてもらうのが肝心!
時代は目まぐるしく変化しております。かの有名な画家や作家、芸術家などは、亡くなってから評価されるということが、当たり前でした。
しかし、現代は、そのスパンが異常に短くなっているように思います。今から10年前を想像するだけでも、今との違いに驚いてしまいます。スマホの普及により、情報が氾濫を起こしている現代です。
スマホはある意味「諸刃の剣」ですね。今の子供たちの間で、いわゆる「スマホ依存症」が目立つようになりました。
あなたは、又はあなたのお子さんは、1日何時間スマホをいじっていますか???スマホを使って何をしていますか?
人間は、どうしても楽しい方、面白い方に興味が向いてしまうので、どうしても依存してしまいがちです。さらには、会話のツールとしてもスマホは活躍しています。LINEやインスタのDM、ツィッターなどなど・・・。動画についてもYOUTUBEをはじめ、TikTokなど、見だしたらきりがありません。
ところが、小学校・中学校を見てみると、相変わらず「スマホ持ち込み禁止!」なところが多いようです。
コロナ禍でようやく日本も「リモート」授業の整備を整え始めましたが、一方で、スマホ、タブレット、PCなどが原因となるデジタルストレスによって、子どもたちの思考力などが低下しているとの報告もあります。
こんな時代の中、「塾」は旧態依然のままでいいのでしょうか???私の周りの学習塾は、相変わらず、「制服で来ること!」や「スマホ持ち込み禁止」、「飲食禁止」など、学校と同じ規律の中で運営されているケースがほとんどです。
私の塾では、授業中にスマホを私的に使うのは禁止していますが、それ以外は、ほとんど禁止しておりません。むしろ、スマホを使った授業もしております。例えば、今勃発しているロシアのウクライナ侵攻についての記事を読んで、その場で感想を述べてもらうなどがそれです。
現代の子供たちは、「考える」機会が圧倒的に減っていると思います。ものを知らなすぎるというか、知りたいことが多すぎて、私たちの子供の頃の世代では知っていそうなことを知らない子供たちが多くなっています。
ただ、問題を解いて、慣れて、成績を上げるというだけでは、ダメだと思います。「何のために問題を解いているのか?」、「この問題は何を聞かれているのか?」などを意識したうえで、考えて解かせるといったプロセスが、最も大切だと考えます。