瓦棒屋根からの雨漏りの点検と、修理計画。

2015年4月18日

テーマ：雨漏り修理

コラムカテゴリ：住宅・建物

「前に雨漏りしてたから、塗装をする前に一回みてもらおうと思って」

ということで、ご近所の方から相談をもらって見に行ってきました。

屋根について

この屋根は、「瓦棒屋根」といいます。

30年以上前だと、素材がトタン板（亜鉛鉄板）で、
今のガルバリウム鋼板に比べると、さびやすい素材です。

雪止金具のついている部分でサビが発生して穴が空きやすいです。
今回も、まさにその事例でした。

屋根の傷んでいる部分

雪止金具が少なかったせいもあると思いますが、
壊れて穴が開いていたり、
キャップの部分が変形してしまっていたり。

コーキングで塞いでからは、
雨漏れはしなくなったそうなので、
コーキングが効いてはいそうです。
（とはいえ、穴があいている部分も）

また、塗装の状態も確認。
赤いサビ止めが見えているので、時期ですね。

普通に総合判断すると、
素材が亜鉛鉄板なので、ガルバリウム鋼板の屋根で新しくしたいところですが、
建物のこれからの使用計画と、予算に合わせて、
必要最小限の修理プランも考えます。

まとめ

古い建物の場合は、あと何年使うか？
自分たちで使わない場合は、賃貸にするとしたら借り手がいるか？
長期計画に合わせて、修理方針が変わりますので、
いつも、あとどれくらい使いますか？と聞かせてもらっています。

早めに状態の確認と、計画を立てると
気持ちの面でも、費用の面でも負担が小さくなりますし、
自分で使う以外にも、貸すという判断が出来れば、
お金をかけても回収ができるという、違う視点も出てきます。

建物の活かし方を考えながら、
専門工事業の視点で修理提案を行っていますので、
困ったときにはご相談ください。

この記事を書いたプロ

住まいの安心と快適を守る屋根・外壁・雨どいのプロ

吉田知志（株式会社吉光工業）

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