マイベストプロ福井
吉田知志

住まいの安心と快適を守る屋根・外壁・雨どいのプロ

吉田知志(よしだともゆき) / 職人

株式会社 吉光工業

コラム

コロニアル屋根の劣化あるある事例と、判断。

2015年4月15日

テーマ:日々の仕事

コラムカテゴリ:住宅・建物

塗装のはがれているコロニアル屋根




福井は雪がふるので、
凍ってガリガリになった雪が落ちる時に、
表面の塗装を傷めるケースがよくあります。

軒先は、顕著にでますね。

釘が抜けてしまっているコロニアル屋根




下地の木も、呼吸していますので、
暑さ寒さによる伸縮で、鉄板を止めている釘が抜けてきてしまいます。

台風など風の強いときに、この釘がぬけた状態だと、
鉄板がめくれて飛んでいってしまうケースも。
隣の家に飛んでいったり、走っている車に当たると大変ですので、
10年に一度はチェックをされるといいですね。

雪の重みで割れてしまっているコロニアル屋根




雪止金具の数が、新築のときには少ないケースが多いです。
表面に砂粒がついていてザラザラしているので、
最初は雪がそれほど動かないから、それでも問題はおきないです。

ただ、塗装をした後は、表面がツルツルになってしまいますので、
少ない雪止でその雪の荷重を支えようとすると、
力のかかる部分で、割れたり欠けたりするケースがあります。

経年で反ったりもするので、より起こりやすいかも。

高圧洗浄で塗装がキレイサッパリなくなるコロニアル屋根




塗装は全部はがさないと密着性が悪いので、塗装がとれるのはいいのです。

ただ、塗装がはがれるときに、下地もいっしょに削られているので
厚みが5.2mmや6mmなコロニアルは、さらに薄くなっていきます。
塗装をすると、少し強度は戻りますが。

ここまでキレイサッパリ塗装がなくなると、
標準的な見積の下塗り1回、上塗り2回では済まなくなります。
材料も手間もかかり、強度もイマイチになってくるのなら、
思い切って新しい屋根材を被せるほうが、経済的にも機能的にもメリットがあります。

まとめ


最近見にいった屋根、これから始まるコロニアル屋根の現場で
気づいたこと、思ったことをまとめてみました。

なかなか屋根を気にする機会はないと思いますが、
建物の中で一番過酷な条件なのは屋根なので、
劣化するものだと思って、時々屋根を見てみることをオススメします。

遠目に見て、変なところが見えたら、
そこでプロに相談をしてみるといいですね。

当社では無料点検も行ってますので、
心配な点があれば、どうぞご連絡ください。

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吉田知志(株式会社 吉光工業)

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