「人が育つ瞬間」シリーズ~挑戦が自信に変わるとき①~
責任感を育てるために上司ができることとは?
「うちの部下はなかなか主体的に動かない」と悩む上司は少なくありません。しかし、責任感は自然に生まれるものではなく、育てるものです。では、上司はどのように関わればよいのでしょうか?
ポイントは、「任せる」と「支える」のバランスです。例えば、新しいプロジェクトを任せる際、上司が細かく指示を出しすぎると、部下は指示待ちになってしまいます。一方で、ただ放任するだけでは不安を抱え、消極的になりがちです。
大切なのは、適度な裁量を与えつつ、必要なときにはサポートすること。「困ったら相談していい」と伝えながらも、答えをすぐに与えず、「どうすればいいと思う?」と考えさせる機会を作ることで、責任感が育まれます。
責任感は、「信頼されている」という実感の中で育つもの。部下が自らの判断で動ける環境を整えることこそ、上司の重要な役割なのです。