「人が育つ瞬間」シリーズ~挑戦が自信に変わるとき②~
「新人が初めて後輩を指導したとき」の成長。
入社2年目のTさんは、自分の業務をこなすことで精一杯でした。しかし、ある日、新しく入社した後輩の指導を任されます。最初は「自分に教えられることなんてあるのか?」と不安でしたが、いざ説明しようとすると、思うように言葉が出てきません。
そこでTさんは、業務の流れを改めて整理し、自分がつまずいたポイントを振り返りながら説明を工夫しました。すると、後輩が「Tさんの説明、すごく分かりやすいです!」と笑顔で言ってくれたのです。その瞬間、Tさんは「教えることは、自分自身の理解を深めることでもある」と実感しました。
後輩を指導する中で、責任感が芽生え、自分の仕事に対する意識も変わる。人は、誰かに教える立場になったとき、改めて成長するのです。