「人が育つ瞬間」シリーズ～自分の強みに気づいた瞬間①～

「自分には何もない」と思っていた人が、強みを見つけたきっかけ

入社3年目のMさんは、「自分には特別なスキルも才能もない」と感じていました。周囲の同僚は専門知識を深めたり、成果を上げたりしているのに、自分には誇れるものがないと悩んでいたのです。

そんなある日、後輩の指導を任されました。最初は戸惑いましたが、Mさんは相手のペースに合わせて丁寧に説明し、困ったときは親身に相談に乗りました。すると後輩から「Mさんの説明は分かりやすいし、話しやすい」と感謝されたのです。その言葉をきっかけに、「人をサポートする力」が自分の強みかもしれないと気づきました。

その後、Mさんは業務の中で積極的にチームのサポートをするようになり、周囲からの信頼も厚くなっていきました。強みとは、特別な才能だけではなく、日々の行動の中に隠れているもの。気づくことで、それをさらに伸ばすことができるのです。