Mybestpro Members

森田晴夫プロは愛媛新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

我慢できることに、お金は使われない

森田晴夫

森田晴夫

我慢

本気度を測る投資

ビジネスの世界では、「我慢できること」にお金を使うのではなく、将来の成長や競争力の強化に向けた投資が優先されます。本日は、自分が働く会社の本気度を知るために、企業の投資方針について考えてみましょう。

投資の優先順位

企業は一時的な節約や我慢にはあまり資金を割かず、代わりに戦略的な投資を行います。具体的には、従業員のスキル向上やモチベーション向上のためのトレーニングプログラムや福利厚生の充実に資金を充てることが、将来的な成長を見据えた投資となります。

例えば、従業員の給与削減ではなく、従業員が成長できる環境を整える企業は、従業員の長期的な成長を重視しています。また、不要な設備の更新を延期する代わりに、新技術やシステムの導入に投資する企業は『生産性向上』を目指していると言えます。

戦略的な投資の重要性

このような投資が企業の持続的な成長と競争力の向上につながります。つまり、反対にお金を使っていない分野に関しては、企業として本気で取り組んでいないということになります。

具体例:求人の投資

私たちが最も目の当たりにするのは『求人』です。「人が足りない、人手を増やさないと今の社員が疲弊してしまう」と言いながら、実際には求人費用をかけていない会社が多くあります。これは、その問題がまだ「我慢できること」として経営判断されていることを示しています。

企業の本気度を測る指標

あなたの会社では、あなたが望むものに対して会社がお金をかけてくれていますか?ビジネスの世界では、「我慢できること」にお金は使われないという現実を認識しましょう。企業がどの分野に投資を行っているかを観察することで、その企業の本気度を測ることができます。

企業が従業員の成長や生産性向上に向けた投資を優先しているかどうか、または求人に十分な資金を投じているかを確認することで、その企業の本気度を評価することができます。これらの投資が不足している場合、その企業はまだ本気で取り組んでいないと判断することができるでしょう。

総じて、企業がどこに資金を投じているかを観察することが、企業の本気度を知るための重要な指標となります。あなたの会社は、あなたが望むものに対して本気で投資を行っていますか?それを見極めることが、あなたのキャリアや企業の未来を考える上で非常に重要です。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

森田晴夫
専門家

森田晴夫(人材育成コンサルタント)

株式会社ニコネクト

「従業員の定着率は売上に比例する」をスローガンに、組織のコミュニケーションを円滑にする人材育成コンサルティングを提供し、定着率向上と離職防止をサポート。求人・採用支援や360度評価の提供も。

森田晴夫プロは愛媛新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

従業員の定着率を高める人材育成のプロ

森田晴夫プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼