陰口なんて所詮チキンの言う事
最近の若い人の特徴とそれに対する見方
クライアント先の幹部である部長さんから、「最近の若い人の特徴ってどんな感じですか?」と尋ねられましたので、私は次のように答えました。
若い人の特徴
①自分から動き出せない
②注意されるとすぐめげる
③言われたことしかやらない、指示待ち
④責任ある仕事を任されることに不安を感じる
⑤自分の成長につながると思えないことはやらない
⑥楽に成果を上げたいと考えている
⑦失敗を恐れ、間違いのない答えを求める
⑧貯蓄傾向にある
⑨メールで済ませる
⑩情報にはとても強い
⑪年長者と話そうとしない
⑫上司との酒はきっぱり断る
⑬現実主義である
これらの特徴を総括して、「最近の若い人は受け身で安定志向が強く、デジタルに強いですね」と伝えたところ、部長さんは「そうですね、本当にそう思います」と共感してくれました。
部長への内心のツッコミ
しかし内心では、①から⑦の特徴は部長さんにも当てはまるのでは?さらに、デジタルスキルに関しては、若い人の方が優れているのでは?とも思いました。
カテゴリーで括ることの危険性
もちろん、一概に「若い人」「若くない人」「管理職」といったカテゴリーで括るのは適切ではありません。どの世代にも、さまざまな個性や特性を持つ人がいるからです。しかし、「最近の若い人は…」というフレーズを口にする人が多いことも事実です。
視点の違いが生む誤解
個人的には、「最近の若い人は…」と言う人ほど実際にはそれほど優秀ではないのではないかと思うことがあります。逆に、人の良いところを見つける習慣を持つ人は、「最近の若い人は情報収集が得意だね」とか「時間の使い方が上手だね」といった、ポジティブな視点を持っています。
「最近の若い人は…」というフレーズを多用する人は、自分の価値観や経験に固執していることが多いように感じます。これに対し、他者の良いところを見つけられる人は、柔軟で開かれた視点を持っているのです。
良いところを見つける習慣
自分の仕事仲間や部下の良いところを見つける習慣を持つことは、どの世代にとっても重要です。こうした習慣を持つ人は、若い人からも好かれる傾向があります。一方で、若い人を否定的に見る人は、その視点から抜け出すことが難しいように感じます。このような方々は、少し自分の視点を変える努力をしてみると良いでしょう。
若い人へのアドバイス
若い人に対しても、①から⑬の特徴がどのように上の世代から見られているかを理解しておくことは重要です。上の世代からの評価や見方を意識し、必要に応じて行動や考え方を調整することで、より円滑なコミュニケーションが可能になります。結局のところ、双方が互いに注意し、相手の立場や視点を理解することが、円滑な関係性を築く鍵です。そうすることで、仕事はスムーズに進み、お互いにとって働きやすい環境が整います。若い人も上の世代も、お互いの良いところを見つけ合い、協力して働くことが重要です。そのためには、まず「最近の若い人は…」という固定観念を捨て、お互いにリスペクトし合う姿勢を持つことが大切です。お互いに良いところを見つけ合う姿勢を持つことで、どの世代も働きやすくなり、結果的に企業全体のパフォーマンス向上につながるでしょう。互いにリスペクトし合い、協力して仕事を進めることで、より良い職場環境が築けるのです。
若い人の特徴について考えることは重要ですが、それ以上に大切なのはお互いの良いところを認め合い、理解し合うことです。これが、どの世代にとっても、より良い職場環境を作り出す鍵となります。