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キャッチボールは相手の胸に投げるのが基本です

森田晴夫

森田晴夫

テーマ:人材育成

キャッチボール
以前こんなメールをいただきました。
「どうしてもうちの◯◯は私の言うことがわからないんです。読解力がないんです。だから国語も出来ないんだと思います。これから先生の教えで読解力が身に付きますか?」
ざっくり言うとこんなメールでした。昔教えていた中学生のお母さんからのメールです。

読解力…

簡単に言えば、言うこと聞かないんです!私の言ってる意味が理解出来ないんです!ってことですよね?

まず、読解力の話。

中学生にありがちなんですが、読解力ではなく、語彙力が足りないことが良くあります。単語の意味がわからないので、正解がわからないんですが、しばしば読解力がない!と勘違いされます。

次の文を読んで、以下の質問に答えなさい。
「アレックスは、男性にも女性にも使われる名前で、女性の名アレクサンドラの愛称であるが、
男性の名アレキサンダーの愛称でもある。」

問題 カッコ内に当てはまる語を下から選び、番号で答えなさい。
「アレクサンドラの愛称は( )である。」

①アレックス ②アレキサンダー ③男性 ④女性


昔ネットで見つけたんで説明するのによく使ってます。当然答えは①アレックスです。が、よく④女性と答える子がいます。なぜでしょう?愛称って単語を知らないからです!愛称の意味を教えてあげるとほぼほぼ正解します!その時きまって子供たちは言います。

「あ、そういう意味!」

これはダメです…。意味がわかれば解けるのに的な自己防衛だと僕は思っています。色んな場面で聞きませんか?「あ、そういう意味!」

これはダメです!(2度目)

得てしてこういう感覚の子は勉強が苦手です。(当然例外もあります)そこで考えてほしいのですが、なぜ「あ、そういう意味!」って言ってしまうのか!先程も言いましたが自己防衛だと思うというのは、間違った事をなかった事にしようとしてます。間違った事は素直に認めなければ、次に進むのが遅れます。絶対に使わせないように私は子供にもですが、仕事先でもしてます。

で、反対の立ち位置からみましょう。上手く伝えれてないんです。相手が知っている単語を使って話をすれば大概伝わります。しかも身ぶり手振りを交えればなおさら。私も、こういう文章での表現は苦手です。でも会って話したり、電話でとかなら相手にわかってもらえると思っています。世のお母さん方、上司の方々、子供や部下に何か言うときはちゃんと伝えようって思って伝えてみて下さい。

そう思うだけで、意外と簡単に伝わりますよ!

キレイに伝えようと思わず、早く伝えようと思わず、簡単に伝えようと思わず、丁寧に伝えましょう。受信側(受けて側)の能力を上げるのも大事ですが発信側の能力も大事です!「言いました!」が目的ではないのです、「伝わった!」がゴールなのです!

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森田晴夫
専門家

森田晴夫(人材育成コンサルタント)

株式会社ニコネクト

「従業員の定着率は売上に比例する」をスローガンに、組織のコミュニケーションを円滑にする人材育成コンサルティングを提供し、定着率向上と離職防止をサポート。求人・採用支援や360度評価の提供も。

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