自分は過大評価し、現実は過小評価する
そもそもの話、あなたの話を相手さんは聞いてますか?
でもでもの話、頑張って聞いたところでどのくらい覚えてますか?
じゃあじゃあの話、あなたの話では相手さんに何をいくつ伝えるつもりですか?
というのが今回のお話の前置きです。
なんでこんな話になったかと言うと、アレもこれもたくさん伝えた気になっていて、相手に多くの事を期待してしまい、その結果、誤解を生んだり問題がおきたりしてませんか?という事例や、多くを話して伝えたつもりになってる方を目の当たりにしたからです。
というのも、私自身は賢くないので、伝える事はひとつに絞ってるつもりです。
このコラムもそうなんですが、毎回ひとつに絞って書いてるつもりです!
まあそれを「小出し」と言われればそれまでなのですが...
前置きはさておき、本日は「コミュニケーション能力の高め方」が本題です。
社会で高いコミュニケーション能力が求められているのは、みなさんもご存知かと思います。
「でも、コミュニケーション能力ってどうやって高めればいいの?」
という方に知っておきたいコミュニケーションの『大原則』をご紹介します。
(1)相手の反応が、あなたのコミュニケーションである
「あの人コミュニケーション力高いよね。」
「私、コミュニケーション苦手なんだ。」
「○○さんは、いつも話が噛み合わないな・・・。」
こんなやり取り、みなさんも経験がありませんか?
でも、なぜコミュニケーション力が高いのか、本当に苦手なのかを決める基準はどこにもありません。
コミュニケーション能力を数値で測るのはとても難しいことです。
つまり、みなさんのコミュニケーションが良いかどうか、相手に伝わったか、伝わらなかったかは、コミュニケーションをした結果、相手がどう捉えたかでしかわからないのです。
(2)自分の言いたいことが、そのまま100%伝わることはない
私たちは、同じ言葉や出来事に対しても、その意味することや捉え方が、人によってまったく異なります。
食べ物に好き嫌いがあるように、考え方への賛否や関心のある・なしのようにです。
そして「コミュニケーションは相手がどう捉えたか」である以上は、自分は伝えたと思っていても、相手がどう理解したか、あるいはどんな印象や感情を持ったか、その本当のところはわかりませんよね。
みなさんが伝えたかったことが100%として、実際に相手に伝わったのは30%かも知れませんし、70%かも知れません。
これは発信側と受信側双方の問題です。
ですから私たちは、それを限りなく100%に近づけていくために、コミュニケーション能力を高めたり、スキルアップしていく必要があるのです。
コミュニケーション能力やスキルは、生まれもった資質で決まるものではありません。「原理原則」を学ぶことで、自分に足りない部分・必要な部分が見えてくるようになります。
明日はコミュニケーション向上のためのテクニックを書こうと思います。