思考を整理し大切なものを明確に。米国発祥の片づけ術をベースにコンサルティング（2/3）

「人それぞれであっていい」の考え方に共感し、ライフオーガナイザー®の道へ

　1972年に愛媛県宇和島市で生まれた濱名さん。子どもの頃から学ぶことが好きで、小学校高学年から英語を習い始め、先生から異国の経験談を聞いてはワクワクしていたとか。

　高校を出て関西外語大学短期学部に進学。在学中、特待生として関西外大のハワイ校へ。人生初の海外で初留学でした。
　「思い出はクラスの女子たちとトム・クルーズの映画を見たこと。字幕なしで大体理解できてすごくうれしかったのを覚えています」

　卒業後、松山市の米国製品を扱う会社に就職したものの、再び海外へ行きたいと資金をためて退職。1996年から1年間、ワーキングホリデーでオーストラリアへ赴きます。
　「帰国し、宇和島市の英会話学校を経て、1999年から東京の外資系企業で外国人社長付の秘書になりました。新卒で入った会社の方の紹介です。親から『真面目に勤めてたんやね』と言われました」

　さまざま国の人と学び、触れ合い、ともに働いた経験が現職につながっていると言います。「多様な価値観があり『人それぞれであっていい』という考えが共通しているのも、ライフオーガナイズ®にひかれた理由の1つです」

　上級資格に取り組む矢先の2016年、父が病気になり愛媛と東京を往復する日々。自分にとって大事なものは何かと問い掛けたところ、答えは家族でした。
　「夫婦ともに会社を辞め、一家で愛媛に戻りました。今思えば無謀でしたが同郷の夫は昔から料理が得意で2017年にパン店を開きました。私はライフオーガナイザー®として歩む決意をしました」

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