思考を整理し大切なものを明確に。米国発祥の片づけ術をベースにコンサルティング（1/3）

企業、個人それぞれに合った「捨てるから始めない片づけ」で仕事や生活の効率アップを目指す

　「片づけによって業務などの効率化を図り、ゆとりを生むことで人生をさらに充実させるお手伝いをいたします」

　そう語るのは、愛媛県松山市を拠点とする「カタヅケシコウ」の代表、濱名愛さん。アメリカ発祥の片づけ術「ライフオーガナイズ®」で、オフィスや住まいの整理収納をサポートしています。
　「特長は、最初にお客さまにとって大切なものを明確にしてもらう点です。だから『捨てなさい』とは言いません。お一人お一人の暮らしや好み、考え方に合わせた実践的な仕組みを作ることが大前提です」

　初回はヒアリングシートをもとに約3時間じっくりと話を聞くそうです。
　「その人の仕事や生活を俯瞰し、どのような方法が適しているかを導き出します。ある方は実際に作業する中で気持ちの整理がつき、公私ともにいい方向に進み『片づけは人生を変える』と言ってくださいました。私自身もそうだったので、励みになりましたね」

　濱名さんは3人姉妹の長女で、幼い頃からまじめなしっかり者。きれい好きの母の影響もあって、家はいつもきちんと整えていました。
　しかし出産を機に一変。家事に加え慣れない育児、職場復帰と気づけば部屋の中はゴチャゴチャ。「ベビー用品を次から次へと買い込み、棚からあふれていました」と振り返ります。

　そんな折、雑誌でライフオーガナイザー®という職業に出合います。「ビジネスのフレームワーク（思考の枠）を取り入れているのが興味深くて。当時の私は思考も時間の整理もできていなかったと分かり、ノウハウを知りたいと思ったんです」

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