壊れていても構いません! 〜金の買取〜
さて今日は「金価格高騰の理由」というお題です。
まずはこちらをご覧ください。
目がくらむ金高騰、まだ終わらず-ファンドマネジャーは一段高を期待
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-10/SBPIJ3T0G1KW00
この記事によりますと、世界各国の中央銀行が金を購入していることで金高騰が起きていると説明していますが、筆者の見立ては少し違います。
筆者としましては、以下のニュースを並べることで金高騰の理由が分かるのではないかと思います。
①イスラエルが異例の攻撃、対立先鋭化 大使館空爆でイラン反発
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024040200974&g=int
②“イランや支援勢力 近くイスラエルに大規模報復か”米報道
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240411/k10014418681000.html
③イラン、ホルムズ海峡の封鎖可能=革命防衛隊幹部
https://jp.reuters.com/world/security/C6K3F4C6BJLZDLJ2I7LMRXPU64-2024-04-09/
あえて①②③と数字を入れてみました。こうすることで何がどの順番で進んでいるのかが分かると思います。
まず①最初にイスラエルがイラン大使館を空爆しました。イスラエルがガザ地区から撤退するや否や次の軍事作戦を始めたように見受けられます。
こうなりますと、②に書かれてあるように当然イランとしては報復をしないと政権が保ちませんので何らかの報復を検討します。
さらに、③に書かれてあるようにホルムズ海峡を封鎖することでイスラエルに流れる物資を制限しようとし始めます。
つまり、イランとイスラエルの間で大規模な紛争が起ころうとしている訳です。
そして、この紛争は「核兵器を所有している国」同士の紛争です。
ここがロシアとウクライナの紛争とは違います。危険度が全く違うレベルなのです。
では、金買取価格が年初からどれぐらい上昇したのか見てみましょう。
2024.1.9 金買取価格
純金 インゴット
¥10,210-
前日比+80円
2024.4.11 金買取価格
純金 インゴット
¥12,450-
前日比±0円
このように年初から現在ではおよそ1.2倍という大きな上昇となっています。
このような金価格の高騰が続くかどうかは、イランとイスラエルの動向にかかっています。
次の注目ポイントとしては「この紛争にロシアとトルコが加わるかどうか」に注目したいと思います。
それではまた次のコラムでお会いしましょう。
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