プラチナが上がる日
さて今日は「上がりきらない金」というお題です。
4月21日のコラムにこのように書きました。
”では、今後の展開ですが、もし仮に為替が「1ドル=131円」まで円安に進んだ場合、金買取価格はおよそ「¥8,840-」付近まで上がると思われます。”
では、あの後どのように金買取価格が推移したのでしょうか?
2022年6月3日
1ドル=130.8円
純金インゴット=¥8,350-
2022年6月6日
1ドル=131.8
純金インゴット=¥8,320-
2022年6月7日
1ドル=132.5
純金インゴット=¥8,350-
2022年6月8日
1ドル=134.2
純金インゴット=¥8,440-
2022年6月9日
1ドル=134.3
純金インゴット=¥8,550-
2022年6月10日
1ドル=134.4
純金インゴット=¥8,510-
4月21日の時点で円安に進むことを予想していましたので、為替の動きは予想通りでしたが金買取価格が上がりきりませんでした。
予想では「¥8,840-」付近まで上がると思われましたが、実際には「¥8,510-」付近まで上がったものの「¥8,840-」までは到達しそうにありません。
では、この後どのように金買取価格が推移するのでしょうか。
ちょっとこちらをご覧ください。
FRB、0.75ポイント利上げで形勢一変狙うか
この記事によりますと「0.75ポイント利上げ」がなされるのではないかという予想が出ています。
こうなりますと、より一層「円安」に進む圧力を受けることになります。
したがって、金買取価格にとっては「上昇要因」となると思われます。
但し、質屋の観点から今回の値動きを見ていますと「金が売られているのではないか」と感じています。
本来であれば、これだけ円安に振れた場合もっと金買取価格が上がっても良いように思うのですが上がりきりませんでした。
このことから筆者は「金を売っている動きが相当ある=資金(現金)需要が高い水準にある」と見ています。
5月中旬から6月に入って金やブランド品の買取事例が急増しています。
この買取急増の動きから見ても質屋としては「資金(現金)需要が高い水準にある」と思っているのです。
現在、コロナ関連の規制が無い状況ですので、各種給付金などの下支えも無いという環境で経済活動が行われています。
一部の飲食店などの業種にとっては、しばらく厳しい経営環境が続くのではないでしょうか。
こういったことが「資金(現金)需要が高い水準にある」という原因ではないかと思われます。
結論としては、金買取価格の上昇要因を強く受けますが上がりきらない状況ですので、金を売っても良いタイミングではないかと思っています。
それではまた、次のコラムでお会いしましょう。
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