デフォルト回避と金価格
さて今日は「金・プラチナ買取査定時の重量について」というお題です。
先日、お客様からこのようなお声を頂きました。
「他の買取店と重量が違うんですね!池田質舗さんの方がほんの少しだけ重いみたいです」
このように言われた時は「そんなこともあるのかな」ぐらいに思っていたのですが、よくよく考えてみるとこういうカラクリだと思われます。
まずは、こちらをご覧ください。
買取事例1
K18喜平ブレスレット
重量:10.2g
買取金額:54,000円
買取事例2
K18喜平ネックレス
重量:10.1g
買取金額:53,500円
買取事例3
Pt850喜平ネックレス
重量:50.3g
買取金額:172,300円
説明のために喜平のネックレスやブレスレットの買取事例を挙げてみました。
ここで皆様、重量に注目してみてください。
「10.2g」「10.1g」「50.3g」といった「端数」が出ていると思います。
これは何故かと申しますと、宝石店や百貨店で売られている喜平のネックレスやブレスレットは「10g」とか「50g」と表記されていると思います。
もし「10g」と表記しているにも関わらず測ってみると「9.8g」しかなかった場合、これでは「詐欺」になってしまいます。
ですので、必ず表記されている重量よりも少しだけ増やしたグラム数の製品を作っているのです。
稀に「10.0g」というような喜平のネックレスやブレスレットもございますが、これはレアケースだと考えても良いでしょう。
では、冒頭のお客様のお話に戻りますが、他の質屋や買取専門店では「端数」を切り捨てたグラム数で査定しているのではないかと思います。
「10.2g」なら「10g」と言ってお客様にお伝えしているのではないでしょうか。
もちろん、査定金額も「10g掛ける買取単価」で計算されているのでしょう。
この「端数」を切り捨てて査定するか、もしくは「端数」もちゃんと査定金額に入れるのか、この辺りは各業者に委ねられているのが現状です。
前回、金買取価格が過去最高値をマークしたとコラムに書きましたが、もし「0.3g」違えば¥1,827(2022年3月28日K18買取価格より換算)も違ってくるのです。
当店では「端数」までちゃんと計算して、査定金額を算出しています。
皆様、くれぐれもご注意ください。
それではまた、次のコラムでお会いしましょう。
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