デフォルト回避と金価格
取引先の人に花粉症の方がいるのですが、今年はもう既に花粉が飛び始めたようです。
例年に比べ相当早いのではないでしょうか。
今年の春は長いのかもしれませんね。
さて今日は「金買取価格の行方」というお題です。
前回、
“一旦、5,000円/g付近で動きが停滞するのではないかと思います。”
と書きましたが、あれからどのように金買取価格が推移したのでしょうか。
まずはご覧下さい。
019.2.20 金買取価格
純金 インゴット
¥4,980-
前日比+60円
2019.2.21 金買取価格
純金 インゴット
¥4,980-
前日比±0円
2019.2.22 金買取価格
純金 インゴット
¥4,920-
前日比-60円
このように推移しました。
やはり5,000円/gあたりに「見えない壁」が存在しており、この壁を突破して上昇し続けるということは難しそうです。
前回のコラムでも書きましたが、
“やはりここまで金買取価格が高騰しますと、一旦、ゴールドをマネーに換えるという動きが活発化すると思いますので…”
4,980円/gまで上がると、一旦、金が売られ前日比-60円というような動きとなりますね。
では、ここから金買取価格がどう推移するのか。
ちょっと話を変えてみますが、このような記事が出始めています。
・豪州で「住宅バブル」崩壊、好調経済に暗雲
https://jp.reuters.com/article/australia-property-investors-analysis-idJPKCN1QB0AS
・米企業利益が「リセッション」入りの恐れ
https://jp.reuters.com/article/us-corporate-recession-idJPKCN1Q80F4
どうやら、世界的に景気が減速し始めているのではないかと感じています。
さらに、このような情報も出てくるようになっています。
・FRB注目の利回り指標、利下げを示唆-2008年以来初めて
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-01-02/PKPLUSSYF01T01
これらを見ていますと、金買取価格にとっては「上昇要因」となりますね。
加えて、イギリスのブレグジット、さらには、米中貿易戦争による中国への関税、こういった事も大きく影響を及ぼしそうです。
・イギリスのブレグジット期限
2019年3月29日
・米中貿易協議期限
2019年3月1日
米中貿易協議は延長の可能性が示唆されていますので期限がもっと伸びるかもしれませんが、今現在ではこのようなスケジュールとなっています。
となると、注目すべきポイントは「2月末まで」と「3月末まで」という動きに注目したいと思います。
2月末まで、金買取価格は高値維持で推移するのではないかと思います。
3月末までの動きは「3月に入ってから」という事にしたいと思います。
それではまた、次のコラムでお会いしましょう。
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