金買取価格高騰

池田正一

池田正一

テーマ:金・プラチナ買取価格

早くも営業を終了するスキー場が出てきたそうです。
今年は暖冬だったという事でしょう。
という事は、今年の夏、冷夏となるのでしょうか。

さて今日は「金買取価格高騰」というお題です。

前回のコラムで、
“「一旦、様子見」という展開ではないか”
と書きましたが、様子見の展開ではなく、金買取価格が高騰するという展開となりました。

まずは、金買取価格の値動きを。

2019.2.16 金買取価格
純金 インゴット
¥4,890-
前日比+20円


2019.2.18 金買取価格
純金 インゴット
¥4,900-
前日比+10円


2019.2.19 金買取価格
純金 インゴット
¥4,920-
前日比+20円


2019.2.20 金買取価格
純金 インゴット
¥4,980-
前日比+60円

このような値動きとなっています。

では、なぜ前回のコラムで「一旦、様子見」ではないかと書いたかというと、イギリスのブレグジットの動きが固まるまで「一旦、様子見」ではないかという予想でした。
しかし、このように金買取価格が高騰しているという事は、いわゆる「合意なき離脱」という展開になる事がほぼ間違いないという事なのでしょう。

それでは、これからの金買取価格の値動きはどうなるかと言いますと、金買取価格が5,000円/gを超えても値上がりし続けるという事は、過去に例がありません。
このコラムで何度も書いています「見えない天井」が5,000円/g付近にあるのです。

ですので、これまでの経験則に従って考えれば、5,000円/gを目安にこれ以上の高騰はないと思います。

しかし、現在のようにフランスが国家非常事態宣言を行い、さらにアメリカが国家非常事態宣言を行い、もしかすると、イギリスのブレグジット後には、イギリスも国家非常事態宣言や戒厳令のような何かを発令するかもしれません。

このような状況下ですので、これまでの経験則が通用するのかどうかやや疑問を感じます。

しかしながら、やや疑問を感じるものの、やはりここまで金買取価格が高騰しますと、一旦、ゴールドをマネーに換えるという動きが活発化すると思いますので、一旦、5,000円/g付近で動きが停滞するのではないかと思います。

さてどうなるのでしょうか。
一旦、様子見という予想が外れてしまい、ちょっと弱気な今日この頃です。




それではまた、次のコラムでお会いしましょう。







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