機械式腕時計 〜手巻きと自動巻きって結局どっちが良いの???〜 前編
すっかり涼しくなりましたね。
夜は肌寒いくらいです。
蝉の鳴き声を聞くと、この蝉が今年最後かな…なんて感傷に浸る今日この頃です。
ほんとうにもうすぐそこまで秋が来ています。
秋と言えば、スポーツの秋、読書の秋、食欲の秋、物欲の秋でしょうか笑。
さて、今日のコラムですが、「ロレックスのディフュージョンライン「チュードル」」についてお話したいと思います。
今日は、皆様の物欲を刺激したいと思います笑。
まず、チュードルですが、このようなモデルです。
ぺラゴス 25500TN
チタンブレス
ブラック
おやおや、どこかで見たような気がしませんか?
このコラムをいつも読んでくださっている読者の方ならば、デジャヴを感じるのではないかと思います。
その理由はこちらです。
サブマリーナデイト 116610LN
ブラック
はい、このコラムで何度もご紹介しているロレックスですね。
なんともそっくりな外観だと思いませんか?
それもそのはず、チュードルは、ロレックスの「ディフュージョンライン」なのです。
【ディフュージョンラインとは…】
ディフュージョンとは、「普及」の意味。
販売を拡大するため、ブランドが持つアイデンティティや感性、特徴を維持しつつ、低価格版の商品を開発し、販売するブランドを指す。
元のブランドよりも商品価格は高いが、ディフュージョンラインは、より多くの人が購入可能なため、知名度の向上・ブランドイメージの拡大に繋がる。
また、「ディフュージョンブランド」「セカンドライン」とも言われる。
という事なんですね。
今回のコラムのお題にもなっている通り、チュードルは、ロレックスのディフュージョンラインなのです。
では、チュードルとは、どういった歴史を持つブランドなのでしょうか。
【チュードル】wikiより抜粋
元々は元本国イギリスでの販売拡大を狙って発売され、名前はかつてのイギリス王家チューダー家にちなむ。トレードマークもチューダー家と同じ薔薇であり、初期のモデルは文字盤に薔薇が描かれていた(現在は盾のマーク)。一時期日本でも正規販売されていたが、現在は正規代理店の取り扱いはない(但し、時計のオーバーホールは日本ロレックスで受け付けてくれる)。汎用ムーヴメントであるETA(エタ)社製のムーブメントを使用し、ケースはロレックス製の物を使用している。当初は本家ロレックスに似たモデルを多く販売していたが、現在は独自のデザインによるモデルを主に販売している。
という事で、チュードルの設立者は、ハンス・ウィルスドルフ(ロレックスの設立者)なんですね。
つまりは、同じ社長が立ち上げた別会社、という感じでしょうか。
1930年代、ロレックスは非常に信頼性の高い時計として認知されていました。
しかし、その信頼性に比例し、販売価格も高額になり、一般消費者には手が届かないブランドになっていたのです。
ロレックスは実用時計と言われながらも、「ロレックスは高額」というイメージが定着してしまいました。
そこで、ハンス・ウィルスドルフは一計を案じます。
当時のロレックスの本社はイギリスにあったのですが、この本社があるイギリスでの市場拡大を狙って、ロレックスというブランドイメージはそのままにするため、あえて、兄弟ブランドを設立したのです。
それが、チュードル。
チュードルは、ムーブメントに他社製品を使い、コストダウンを実現。
また、オイスターケースなどの部品は、ロレックスの物をそのまま使うことで販売価格を下げてつつ、さらに、ロレックスの利益性アップすることに成功しました。
やりますねぇ、ハンス・ウィルスドルフ笑。
チュードルは、品質は落とさずに、価格だけを下げた普及版ブランドです。ディフュージョンブランドではあるものの、「ベルトが無垢なのか巻き板か?」「ムーブメントが自社製かETA製か?」といった違いぐらいしかない、非常に質の高い時計です。
ですので、チュードルの人気は高まりつつあり、特に、アンティークチュードルの価格は、高騰傾向にあります。
さて、このチュードルのお値段ですが、ぺラゴス 25500TN [チタンブレス ブラック]が、
なんとっ!
¥322,920なのです!(インターネット最安店調べ)
いかがでしたでしょうか。
最後はなんとなくジャパネットっぽくなりましたが笑。
ロレックスとチュードルの歴史を踏まえつつ、あえてチュードルを選択するなら、なんとなくそのほうが時計通なように思うのですが、どうでしょうか。
少しでも、皆様の暮らしのお役に立てれば幸いです。
それでは、また、次回コラムでお会いしましょう。
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